レッドブル・レーシングは、チームのドライバープログラムからユーリ・ビップスを放出した後、FIA F2参戦中のリアム・ローソンをリザーブドライバーに昇格させた。
レッドブルは、ビップスがTwitchでゲームのライブストリーミング中に人種差別的な言葉を使用するという好ましくない判断をした件について調査を行った結果、彼との契約を解除した。
F2で2度の優勝経験を持ち、現在カーリンからF2に参戦しているローソンは、レッドブルの姉妹チームであるアルファタウリのリザーブドライバーも引き継ぐ。
レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、「リアム・ローソンは、ユーリ・ビップスに関する発表の後、確かにこの任務に就いた」とシルバーストンで認めた。
「ユアン(・ダルバラ)は素晴らしい仕事をしており、我々は彼の進歩を興味深く追っている。デニス・ハウガーについても同様だ。ふたりともスーパーライセンスの資格を得ている。それが現時点での我々の状況だ」
インド出身のF2ドライバーであるダルバラは、最近F1マシンで初走行を行った。彼はシルバーストンでマクラーレンのテストに参加して、2日間にわたりトラブルなしで130周を走行し、スーパーライセンス取得の資格を得た。
「我々はかなりの数の若手を擁しており、現時点で非常に有望な若者たちがいる」とホーナーは語った。
「もちろん我々にはF2参戦中のリアム・ローソンとデニス・ハウガーがいる。また、ダルバラは他チームのテストを行ったものの、ジュニアドライバーとして留まっている」
しかしレッドブルの傘下にはジュニアランクの上から下まで、さらに多くの若獅子たちがいる。
「岩佐(歩夢)も、F2において高いポテンシャルを見せている。FIA F3では、今年これまでにジョニー・エドガーがかなり厄介な病気から復帰を果たした。彼にもう一度チャンスを与えられるのは素晴らしいことだ」
「アイザック・ハジャルも非常にいい仕事をしている。そういうわけで我々にはカートから異なるフォーミュラに至るまで、才能に事欠くことがない」
「若手にチャンスと機会を与えることは、以前からのレッドブルの方針だ。そうしなければ彼らのキャリアを前進させることはできなかっただろう」