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 一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)は、新たに発行を開始したゴーカートライセンスを室伏広治スポーツ庁長官に発給。その贈呈セレモニーが7月5日にJAF関東本部で開催された。

 このゴーカートライセンスは2022年1月よりJAFが新しく発行を開始したもので、全日本カート選手権などで必要となるカート競技用のライセンスとは異なり、年齢などの制限がなく、JAF会員以外の方も取得が可能だ。JAF公認カートコースや、業務委託契約を締結した届出コースで講習を受ければ、即時ライセンスが発給される。なお発行料は1000円(税込)で、18歳未満が取得する場合は親権者の承諾が必要となる。

 取得の条件は、JAF公認カートコースや届出コースで走行を含めた20分以上の講習を受けることになる。ここではカートの基本的な運転操作と、赤旗、黄旗、チェッカーフラッグなど、主要なフラッグを理解していることが発給の条件となる。

 このライセンスがあれば、JAFと提携したコースでは、コース独自のライセンスを取得しなくても走行可能となるほか、同ライセンス所持者限定のイベントにも参加ができるようになり、今後はレンタルカートやレジャーカートを使った協議会で活用していくことを想定している。

 今回は、そんなゴーカートライセンスの発給第1号として、室伏スポーツ庁長官にライセンスが授与されることになり、贈呈セレモニーではJAFの坂口正芳会長からライセンスが直接手渡された。

JAF坂口正芳会長(左)からゴーカートライセンスを授与された室伏広治スポーツ庁長官(右)
JAF坂口正芳会長(左)からゴーカートライセンスを授与された室伏広治スポーツ庁長官(右)

 今回はセレモニーということでライセンスのレプリカが渡されたのだが、室伏長官は「ぜひ、これを長官室に飾ろうと思います。訪問者も結構多いので、そういった方々やスポーツ庁の職員にも見てもらう機会を増やし、ライセンスを取得してもらえるよう、モータースポーツのすそ野拡大を我々も協力していきたいと思います。小さいころは豊田市に住んでいましたが、近くにゴーカートが乗れるところがあり、よく休みの日に父に連れていってもらいました。ただ、本格的なカートはまだ乗ったことがないので興味があります」とコメント。

 ゴーカートライセンスは、カート競技用ライセンスや四輪レースのライセンスへステップアップしていくきっかけ作りであると同様に、レンタルカートやレジャーカートなどを通して、カートというものに親しみを持ってもらう人を増やしていくのが狙いとのこと。JAFの坂口会長も「このゴーカートライセンスを活用しながら、日本のモータースポーツ、さらには安全で楽しい運転というのを体験していただく場を作っていきたい」と語った。

 現在、公認コースと届出済みのコースを合わせて40箇所が対象となっているが、今後はレジャーカートの施設にも加盟してもらい会場を増やしていくとのことだ。ライセンス発給も年内で1000件を目指しているという。

 ここ数年はコロナ禍の影響で、モータースポーツ界もスケジュール変更など様々な影響を受けてきた。特にF1日本グランプリをはじめ、世界選手権のレースイベントの開催中止が続いていたが、JAFの坂口会長は「今年は是非とも開催できるように調整を進めている」とコメント。

 室伏長官も「コロナ禍の影響で、残念ながら鈴鹿8時間耐久ロードレースや、WEC世界耐久選手権、F1日本グランプリ、そしてラリージャパンなど数多くのチャンピオンシップが中止に追い込まれてしまっております。『今年こそは!』ということで、関係者のみなさまが開催に向けてご尽力していただいておりますが、スポーツ庁としましても(関係者の)入国手続きや会場における感染症の対策など、全力で支援していきたいと思っております」と、世界選手権の開催実現に向けてバックアップしていく姿勢を明らかにしていた。

ゴーカートライセンス発給第1号としてコメントする室伏広治スポーツ庁長官
ゴーカートライセンス発給第1号としてコメントする室伏広治スポーツ庁長官
会場のカートに笑顔で乗り込む室伏広治スポーツ庁長官
会場のカートに笑顔で乗り込む室伏広治スポーツ庁長官