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Image:charnsitr/Shutterstock

昨年10月、ディスプレイ専門アナリストのRoss Young氏は、次期「Apple Watch Series 8」は3つのサイズが登場する可能性を示唆していた。つまり従来の2サイズに追加のサイズが加わるというわけだ。

そして新たに、やはりYoung氏がTwitterでの質問に応えて、この第3のサイズが対角1.99インチ(約50.5mm)になると主張している。

また米MacRumorsが見た投資家向けメモによると、Haitong Intl Tech ResearchのアナリストJeff Pu氏は、今年の「ハイエンド」Apple Watchは対角2インチとなり、中国EMS(受託製造)大手Luxshareが「唯一のサプライヤー」になると述べているとのこと。Pu氏のいう2インチは、Young氏が提示した1.99インチの数値を丸めただけの可能性が高そうだ。

では、1.99インチとはどれほどのサイズなのか。たとえばApple Watch Series 7の41mmモデルは対角1.691インチ、45mmは1.901インチである。つまり1.99インチならば45mmモデルよりも対角線上に0.089インチ、ほぼ5%広くなることになる。また米AppleInsiderは、従来の表記に倣えばケースサイズが47mmになると試算している。

この少し大きめの画面サイズは、噂のあった「Apple Watch Series 8はデザイン一新、側面がフラットになる」説とも関係している可能性がある。

かつてApple Watch Series 7がSeries 6のように丸みを帯びると的中させたリーカーShrimpApplePro氏も、アップルがSeries 8向けに「フラットな前面ガラスディスプレイ」を開発中だと主張している 。またリーカーのJon Prosser氏はSeries 7がフラットエッジになると予想して外していたが、実は次期モデルのものだったと主張を改めていた。

その一方で、MacRumorsは新サイズが今年秋に登場すると噂の「頑丈モデル」を指している可能性も指摘している。通常モデルのApple Watch Series 8は2サイズのまま、大きくて角張ったエクストリームスポーツ向けモデルが加わるかもしれない、というわけだ。

今年秋のApple Watchラインナップは3種類となり、Series 8と頑丈モデルには「熱があるかどうか」(風邪かどうか)が分かる程度の体温センサーが搭載されると予想されている。アップルはユーザーの身体をベッドから高山や深海まで見守るつもりかもしれない。