2022年シーズン、D1ライツからD1グランプリへとステップアップを果たしたほか、D1グランプリが展開する新たな取り組み『D1 NEXT 10 YEARS』プロジェクトの広報部長にも起用された下田紗弥加。そんな“下田広報部長”が6月11〜12日に奥伊吹モーターパークで行われたD1グランプリ第2戦&第3戦に参戦。今回は、女性ドライバー初、D1グランプリベスト8進出を果たした奥伊吹での戦いを振り返ります。
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皆さん、こんにちは! ドリフトドライバーの下田紗弥加です。
ドリフト競技の最高峰D1グランプリ、この舞台にたどり着くためにD1ライツで4シーズン悪戦苦闘し、今季待望のD1グランプリライセンスを獲得することができました。そして迎えた念願のデビュー戦となった開幕戦富士はマシントラブルのため、リタイアという結果で終わってしまいました。
その後、チームとともに試行錯誤を繰り返し、6月11〜12日に開催された第2戦&第3戦の奥伊吹戦に臨みました。その結果、第3戦で予選突破! 初の追走トーナメント進出を果たすことができました。
迎えた追走トーナメント1回戦、ベスト16の相手は、同じく今期D1ライツからステップアップを果たした増田和之選手とのルーキー対決。ここで勝利し、長いD1グランプリ史上、女性ドライバー初のトップ8入りとなりました。
そして2回戦、ベスト8の相手はD-MAXレーシングの末永正雄選手でした。
私は8年前の2014年に、ひとりのお客さんとして初めてD1グランプリお台場を観戦しに行きました。その時の感動が心を突き動かし『私もいつかこの舞台で走る』という夢を目指すことになったのですが、その大会の優勝者が奇しくも今回の対戦相手である末永選手でした。
感慨深い対戦となったわけですが、まだまだ力及ばず、今回はここベスト8までとなりました。
夢を追いかけ続け、振り返れば月日は7年も経っていました。
憧れの選手たちと肩を並べて走ることができる今、ここへ来るまでに一緒に戦い、背中を押し続けてくれた仲間達。泣き、笑い、支えてくれていたみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。
今回、ベスト8という結果がD1グランプリ女性最高位記録と評価をいただいていますが、D1は男女関係ないスポーツです。
女性という括りではなく、トップドライバーの方たちと男女遜色ない戦いを繰り広げ、私が初めて見たドリフトで頂いたあのときの感動を、今度は私がみなさまにお届けできるドライバーになれるよう頑張っていきたいと思います。
次戦は7月9〜10日に日光サーキットで開催されるD1ライツ第5戦&第6戦。そして8月20〜21日にはドリフトの聖地、エビスサーキットで開催されるD1グランプリ第4戦&第5戦へ出走します。
引き続きご声援、宜しくお願い致します!