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2022年度の最低賃金(全国平均)が前年度比3.3%増の時給961円に決まった。引き上げ幅こそ過去最大だが、インフレが高進するなか、実質賃金の低迷を終わらせるには全く力不足だ。「雇用か、賃上げか」で紛糾する近年の審議は、産業の新陳代謝に消極的な日本の労使交渉の限界も映している。8月1日、厚生…