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日産スカイラインGT-R R33の新車価格はこれくらいが妥当だろう。このR33はオリジナルコンディションで、1,600kmも走っていない。オークションではモンスター級の価格が予想される。

この日産スカイラインGT-R R33は、まさにコレクターズアイテムだ! JDM(日本国内モデル)市場は、今日も映画「ワイルド・スピード」のおかげで盛り上がっているが、もちろん「R33」シリーズの「日産スカイラインGT-R」もその真っ只中にいる。そして、日本車は非常に珍しく、とにかく需要が多いにもかかわらず、この1995年製の「スカイライン」には、いくつかの特別な特徴がある。

すべて標準装備のまま: この日産スカイラインGT-R R33は、無改造だ。

驚異の低走行距離からスタート!この27年間で、このゴジラはたった1,590キロしか走っていないのだ。そのため、このクルマはロードカーとしてではなく、コレクションや価値ある投資として、その生涯を楽しむことができるようになっている。「R33」やその兄弟車である「R32」、「R34」といったモデルは、特にチューニング愛好家の間で非常に人気の高いクルマだからだ。

インテリアはシンプルなグレーで、もちろんステアリングは「右」側だ。

でも、このスカイラインはそうではない。この「R33」は何も手が加えられてもおらず、何も変えられていないのだ。2022年8月20日に開催される「モントレー カーウィーク」でオークションにかけられることになった、約30年前に納車された車である。

GT-R R33はもちろんRB26でドライブ

スカイラインの心臓部である「RB26DETT」もいじられていない!?ツインターボ付きの2.6リッターエンジンは、自粛時代の日本では当たり前だった280馬力を発揮する。しかし、一般的な「GT-R」のエンジンは、500馬力を前提に設計されており、そのポテンシャルもあって、チューニングシーンでは伝説的な存在となっているのだ。また、「R33」に限らず、「RB26」は「R32」や「R34」にも搭載されていた。

GT-R R33はもちろん、伝説のRB26DETTを搭載している。

さらに、この「R33」はリアアクスルステアリングを標準装備しているだけでなく、5速マニュアルギアボックスも搭載しているのだ! これは、すべてのマニアにとって重要な情報だ。

この「スカイライン」は、すでに多くの特別な機能を備えていたのに対し、希少なオートマチックギアボックスはふさわしいものだっただろう。一方、全輪駆動クーペの塗装は、「ミッドナイトパープル」を採用している。欧米では、とても人気のある色で、日本のクルマが2倍も目を引く。

ミッドナイトパープルという希少なカラーリングの車両。

想像を絶する価格

さて、果たして新車状態のこの「日産スカイラインGT-R R33」はいくらで売れるのだろうか? RMオークションでは、145,000~175,000ユーロ(約2,000~2,415万円)と推定している。高価格にもかかわらず、日本製アイコンモデル「GT-R」は2020年以降、米国にしか合法的に輸入できないため、「R33」の駆け込み需要はおそらく非常に高いと思われる。

※「R32」、「R33」、「R34」用の伝説の名エンジン「RB26」の動画とサウンドはこちらのビデオでお楽しみください。

Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: RM Sotheby’s