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書くことが好きだった咲歩は何も書けなくなった。7年前に起きた性被害が彼女の「声」を奪ってしまったからだ。被害の記憶から逃れられない咲歩が「こんなのはおかしい」と、週刊誌に告発をするところから物語ははじまる。 加害者は、咲歩が通っていた小説講座の講師月島。講座から芥川賞作家を輩出して…