誠にごめんなさい。」
親を悩ます「PTA問題」 前川喜平さんに聞いた
https://webronza.asahi.com/national/articles/2019050700005.html?page=3
――それはいいですね。ただ、「地域」といっても、ボランティアやNPOが誰でも好きなように学校に入れるとなると、懸念もあります。実際、私の子どもの通う公立小学校は2018年に「江戸しぐさ」をNPOから習って、全校で学習していました。
前川 「江戸しぐさ」をまだやってるんですか! あれはやめた方がいいですよ。江戸しぐさは、文科省が作った道徳教材の中に入れちゃったの。あれはねえ、大失敗。僕が初等中等局長のとき、下村さん(下村博文・元文科相)に言われて作った。あんなインチキなものを伝統的な道徳だって思い込んで学校の教材にしてしまったことは、悔やんでも悔やみきれないです。
引用元: ・【悲報】前川喜平「『江戸しぐさ』は僕が初等中等局長の時に下村博文さんに言われて入れちゃったの。 [928380653]
■サラリーマンには難しいPTA活動
――学校単位のPTAでは分かりませんが、歴代の日Pの役員たちを見ていると、現役会員で都道府県のPTA連合会の会長、市や区の会長などを兼務する。つまり毎週のように何かしらの会合があるという条件のためか、子どもが2人以上いる男性がほとんど。不動産業とかお坊さんとか会計士など、自営業の人が目につきます。そして、例えば道徳や家庭教育など、PTA会員の中でも評価が分かれる方針についても、日P会長という肩書で推進のために青年会議所(JC)で講演してしまうということが起きています。
前川 確かに、PTAとJCって同じ人が重なっていることが多い。時間的に余裕のあるオーナー社長とか、自営業の人が多いんでしょうね。組織の一員で仕事しているサラリーマンには絶対に無理ですよ。PTA活動も、PTA連合の活動も。土日とか仕事終わりの夜だけでできる仕事じゃないですよね。
―――ほとんどのPTA会員は、自分がPTA連合会や日Pという上部団体の構成員に数えられているとは気がついていません。会費の一部が上部団体に納められていることも。PTAという装置を使い、役員さえOKすれば、あたかも日本の保護者全体が望んでいるように見せることも可能だという、怖さを感じていない。例えば、「発達障害は育て方のせいだ」という主張などが問題視されている「親学」についてのセミナーをPTA連合会が開くこともあり、これも保護者全体が「親学」に関心があるという風になりかねない。
前川 僕は「親学」は非常に問題があると思いますよ。発達障害が親のせいなどといっていたようで。「親学」は信用できません。家庭教育を学ぶ機会はあっていいと思うけど、ちゃんとした教育心理学などの専門家から学ぶべきです。
The post 【悲報】前川喜平「『江戸しぐさ』は僕が初等中等局長の時に下村博文さんに言われて入れちゃったの。 first appeared on TweeterBreakingNews-ツイッ速!.