もっと詳しく

小説のデビュー作を執筆していたときのこと。大事なシーンで筆が止まった。室内に掲げられた額装された書について書きたかったのだけれど、日本語がわからない。「扁額(へんがく)」という言葉が浮かんだけれど、社寺の屋外や鳥居に掲げられるイメージがあって、適当ではない気がした。悩んだ末、僕は…