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「どこでもいい、なにもない空間――それを指して、わたしは裸の舞台と呼ぼう」2日、97歳で亡くなった演出家の巨匠ピーター・ブルックが名著「なにもない空間」(晶文社)に残した言葉が世界の演劇人に与えた影響は、はかりしれない。ひとりが裸舞台を横ぎり、別のひとりがそれを見つめる。演劇はそれ…