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<p>英保守党、首相信任投票の再実施を協議へ-首相は辞任要求に屈さず</p><p>英保守党、首相信任投票の再実施を協議へ-首相は辞任要求に屈さず</p><p>ジョンソン英首相は来週にも与党・保守党党首としての座を問われる可能性がある。首相に対する信任投票を再び行えるよう党の規約を変更するかどうかについて、党内の委員会が6日午後に会合を開く。</p><p>事情に詳しい関係者1人が明らかにしたところによれば、保守党議員委員会(1922年委員会)は6日午後5時にこの問題を協議する。過半数がこれを支持する場合、来週にも信任投票が実施される可能性があると、関係者は述べた。 退陣要求が強まるジョンソン首相は6日の議会で、首相を「続ける」と言明。「とてつもなく大きな責務を負ったからには、困難な状況にあっても首相は職務を継続するものだ。自分はそうする」と語った。 前日にはスナク財務相、ジャビド保健相の主要閣僚2人が辞任。ジョンソン首相は自身の失脚を狙った閣僚らによる組織的な動きがないかどうか兆候を警戒していると、政府高官の1人は述べた。 非公式の会話だとして匿名を条件に述べたこの高官によれば、ジョンソン氏と側近らは6日朝の時点で、さらなる閣僚辞任の可能性に備えている。これ以上の辞任は首相追い落としに向け重要閣僚の共謀があったことが示唆される。 スナク、ジャビド両氏に続き、5日から6日朝にかけて政府の役職に就いていた保守党議員が次々と辞任し、その数は合計10人に達した。高官によれば、閣僚のうち6人ないし8人が辞任すれば首相に対する不信任が露呈されるうえ組閣すら厳しくなることから、政権存続は難しいと首相側近らは判断しているという。 これまでのところ、首相官邸当局者はトラス外相やウォレス国防相ら他の主要閣僚はジョンソン氏を支持し続けると首相官邸当局者は見なしているが、油断はできない。 関連記事</p>