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笑いと鋭い批評精神で時代小説街道を突っ走ってきた作者が、今回、主役に選んだ職業はかわら版屋だ。やらせまがいの心中や妖怪ネタなど売れれば低俗なものでもかまわない銀次とこれにブレーキをかけようとする歌川国芳の弟子・歌川芳徳の名コンビに、ライバルのかわら版屋・大和屋らが紙幅を彩る。物語…