ナッシュビルで開催されているNTTインディカー・シリーズ第14戦ビッグマシン・ミュージックシティGP。6日に予選が行われスコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー)が開幕戦以来のポールポジションを獲得。
佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング)は、予選Q1で敗退となり20番手から決勝レースに挑む。
後半4連戦の最後はナッシュビルのストリートレース。5日のプラクティス1では、前戦で初表彰台を獲得したルーキーのクリスチャン・ルンガー(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がトップタイム。フェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)が続き、佐藤琢磨は15番手発進となった。
2日目予選前のプラクティス2では、チーム・ペンスキーが上位を独占。スコット・マクラフランがトップタイム。ジョセフ・ニューガーデン、ウィル・パワーと続いた。
現地16時30分より行われる予定だった予選は、雷雨のためディレイ。1時間半遅れで実施される。
ふたつのグループに分かれて走行が行われる予選Q1。グループ1は、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)がトップ通過。ジャック・ハーベイ(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が2番手、デイビッド・マルーカス(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・HMD)が3番手に続く。
前戦で復活の勝利を挙げたアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は9番手で敗退してしまう。
グループ2は、パワーがトップ通過。マクラフランも2番手でチームメイトに続く。グラハム・レイホールも6番手で通過し、レイホール・レターマン・ラニガンは3人全員がQ2進出を果たした。
グループ2で走行した佐藤琢磨は1分15秒台で走行するもトップ6には届かず10番手でQ1敗退となった。
12台でQ3進出上位6台を争う予選Q2。アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)が1分14秒6437でトップ通過。0.0351秒差でマクラフランが続き、ロマン・グロージャン、好調のルンガー、ニューガーデンと続き、6番手のパト・オワード(アロウ・マクラーレンSP)がファイアストン・ファストシックスへと進出する。
琢磨のチームメイト、マルーカスはオワードと0.0243秒差の7番手でQ2敗退。
ポールポジションを争う予選Q3ファイアストン・ファストシックス。まずはマクラフランがトップタイムを記録する。マクラフランはさらにタイムを更新し1分14秒5555をマーク。2番手のグロージャンに0.1420秒差をつけて、今季2度目のポールポジションを獲得した。
「クルマは驚異的だった。ユーズドタイヤで1周を走行し、いいラップが刻めた。いいクルマなんだよ。セントピートの開幕戦を制し、ミド・オハイオでも優勝。そしてナッシュビルの素晴らしいトラックでポールポジションを獲得している」とマクラフラン。
予選2番手はグロージャン。今シーズンのベストグリッドを獲得。3番手はルンガーが入り、前戦の4番手を上回る自己ベストグリッドを更新した。