日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。
8月7日(日)は、ゲストに泉ピン子と山崎樹範を迎えて放送される。
「今は“山奥”のマンションで暮らしているんです。知り合いはいないし、隣近所のお付き合いもないので、“山奥”のマンションなんてポツンと一軒家みたいなものですよ。だからね、気持ちがわかるわ~って思いながら観ていますよ」と笑いを誘いながら話すのは泉。
その一方で、所ジョージからポツン暮らしの印象を聞かれた山崎が「東京生まれ東京育ちなので…」と話しだすと、泉が「なにをえらそうに。住めば都っていうのよ!」と山崎をタジタジにさせては、所や林修に話題を振るなど、冒頭から全開トークでスタジオを爆笑に包む。
山口県東部、海からはだいぶ離れた山の奥にポツンと一軒家を発見。
林は「道はしっかりと通っていますが、変わった形の土地ですね」と解説する。小さな畑もあるように見えるが、衛星写真では畑かどうか判然としない。山崎は「山口といえば、土が良くて焼き物のイメージがあるので、陶芸をなさっているんじゃないでしょうか」と予想。
泉は「ここはね、ご主人を亡くされて遺産をもらった女性が一人で暮らしているんです。たまに息子が来るけど嫁は来ないんですよ…」とまるでサスペンスドラマのような語り口で妄想を自由に膨らませる。
麓の集落へと赴き、住人の女性に声をかけた捜索隊。そこへ通りがかった近所の人もやってきて、一緒に衛星写真を確認してもらうことに。すると、「90歳の女性が息子さんと一緒に暮らしている家では?」という有力情報が。一軒家までの道のりも教えてもらい、捜索隊は集落から山へと向かう。
山道へと車を走らせると、景色が一変。まるでジャングルのような深い森に包まれた山道だ。車幅ギリギリの180度の切り返しの難所もあり、捜索隊は冷や汗をかきながら奥へと進む。
かなり急勾配の山道をしばらく進むと、さっきまで走っていた道をはるか眼下に見渡すほど。そんな山道の先、不意に立派な一軒家が姿を現す。
しかし、衛星写真を確認してみると、どうやら違う建物のようだ。住人を尋ねると、たしかに89歳のおばあちゃんが迎えたが、話を聞くと目当ての一軒家とは違うという。衛星写真を見てもらうと、「ひょっとしたら…」と心当たりがある様子。「あそここそポツンですよ」と家までの行き方も教わる。
捜索隊は来た道を戻り、別の山へと入っていく道へ。さっきとは違い、川沿いの鬱蒼とした森が続く荒れた山道。「この先に家がある雰囲気はまったくないですね…」と捜索隊が不安にかられる中、道の先に山道を整備する男性の姿が! 話を聞いてみると「やっぱりポツンと一軒家か(笑)。この道の先にログハウスがありますよ」と笑顔で教えてくれた。
ようやくたどり着いたポツンと一軒家。そこで出会ったのは、89歳のおばあちゃんと娘の、かけがえのない母娘の物語。
このVTRに山崎は「感謝の気持ちに囲まれて暮らしていて、こんな人生を送れたら本当に素敵だなって思いました」と語る。泉は「感動しました。ほんとにいいお嬢さんたちで幸せね。長生きしてくださいね」と胸を打たれた様子で、89歳の女性に語りかけるように話した。