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<p>新型コロナ “BA.5影響か 感染者増加避けられない”専門家解説 | NHK</p><p>新型コロナウイルス、きょうの東京都の新規感染者は8529人(先週木曜の2.4倍)でした 「感染力やや強い“BA.5”の増加影響か」「ワクチン2回のみ接種の人はかなりかかりやすいと思った方がいい」「のどの痛みや咳があれば感染を疑って」 専門家のインタビュー記事です</p><p>【NHK】6日の新型コロナウイルスの新規感染者数の発表は、全国で4万5000人を超えました。1週間前のおよそ2倍になっています。ま…</p><p>現在の感染状況について海外の感染症に詳しい東京医科大学の濱田篤郎特任教授は「予防対策が緩和されていることや、オミクロン株の1つで感染力がやや強い『BA.5』が増えていることも影響しているのではないか。ある程度、感染者数が増えることは避けられない」と話しています。 「BA.5」について濱田特任教授は「いままで流行していたタイプのオミクロン株に比べて感染力がやや強く、免疫を持っている人もかかってしまうことがある。『BA.2』から置き換わるだけでなく、ある程度、感染者数が増えることは避けられない。各国からの報告では感染した場合の重症度は今のところあまり変わらず、従来のオミクロン株と同程度だとされている。ただ、感染者数がどんどん増えれば、重症になる人もでるので、注意していく必要がある」と指摘しました。 そのうえで今後の見通しについて「ワクチンが効きにくい可能性があると言ってもかなりの人が受けているため、ことし1月や2月にオミクロン株の感染が拡大した当初のように、感染者数が急増する可能性は高くないと考えている。病床使用率や重症患者向けの病床の使用率を注意しながら、感染対策を続けることが重要だ」と述べました。 「早めにワクチン接種を のどの痛み せきあれば医療機関受診」 具体的な対策について濱田特任教授は「少なくともワクチンを2回しか受けていない人はかなりかかりやすいと思った方がよく、3回目の接種を早めに受けてほしい。高齢者は時期が来たら4回目の接種を早めに受けてほしい。また、コロナに感染したときも熱中症になったときも発熱が見られるが、コロナの場合はのどの痛みやせきがあるので、そういった症状があれば感染を疑って医療機関を受診してほしい。また、子どもの場合、夏かぜをひくこともあり、熱を出すことがあれば小児科の受診や、薬局で検査キットを入手して検査することも考えてほしい」と呼びかけました。 さらに「ことしは南半球で秋から冬に季節が移る時期に、インフルエンザが流行していて、日本でも早い時期から流行する可能性があると考えて、備えておく必要がある」と指摘しました。 厚労省 自治体に医療提供体制整備など求める通知 厚生労働省は、新規感染者が全国的に増加傾向に転じているとして、5日夜、自治体に対し、医療提供体制の整備などを進めるよう通知しました。 具体的には▽発熱患者などが確実に検査を受けられるよう対応できる医療機関を拡充し、▽検査キットを事前に配布する準備なども進めるよう求めています。 さらに▽自宅療養者が急増した場合に備え、地域の医療機関と連携して、往診のほか、オンラインによる診療や健康観察などを行う仕組みを整備してほしいとしています。 ▽このほか熱中症の患者も増えていることから、救急搬送が困難な状況に陥らないよう新型コロナと通常の医療などを両立することも呼びかけています。</p>