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「歴史とは現在と過去のあいだの終わりのない対話である」。深い洞察に根ざした一節で知られる英国の歴史学者E・H・カー(1892?1982年)の著作「歴史とは何か」の日本語訳新版が、このほど岩波書店から刊行された。「過去のできごとの暗記などではなく、人生の哀歓を経験してこそ理解できるような、大…