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日本のミニシアターの草分け、東京・神保町の「岩波ホール」が7月29日夜、最後の上映を終え、54年の歴史に幕を閉じた。1970年代から同ホールとの「縁」があり、最後の公開作品となった「歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡」の案内に解説文を寄せた作家の池澤夏樹さん(77)は「閉館はとても…