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高さ10メートルのエントランスホールに、牛革をつないだ巨大トンビが浮かぶ。展示室にはクマやシカの毛皮がぶらさがり、そこかしこに動物たちの糞(ふん)の模型が転がる。美術家、鴻池朋子さんは人の手によって管理された美術館にいくつもの「抜け道」を用意し、さまざまな存在を招き入れた。“野生化…