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<p>安倍元首相、奈良市で街頭演説中に銃撃され搬送 | 読売新聞</p><p>【安倍元首相、奈良市で街頭演説中に銃撃され搬送】 男の身柄拘束か</p><p>8日午前11時半頃、奈良市西大寺国見町の近鉄大和西大寺駅付近で、参院選の街頭演説中だった自民党の安倍晋三・元首相(67)が負傷し、救急搬送された。消防によると、心肺停止の状態になっているという。警察関係者によ…</p><p>8日午前11時半頃、奈良市西大寺国見町の近鉄大和西大寺駅付近で、参院選の街頭演説中だった自民党の安倍晋三・元首相(67)が負傷し、救急搬送された。消防によると、心肺停止の状態になっているという。 警察関係者によると、安倍元首相は背後から胸の付近を散弾銃で撃たれたとみられる。発砲音が2回あったとの情報がある。 近くにいた警察官が、現場で男1人の身柄を確保した。銃も見つかっている。捜査関係者によると、けが人が複数いるとの情報もある。 街頭演説中の安倍元首相が負傷し、病院に搬送された現場付近(8日正午、奈良市で、読売ヘリから)=泉祥平撮影 安倍元首相が負傷した現場では、数百人の聴衆に囲まれて安倍元首相が演説中に、「ドーン」という打ち上げ花火の様な音が鳴り響いた。「救急車」「医療関係者来て下さい」との怒鳴り声が響き、混乱に包まれた。 現場にいた読売新聞記者によると、安倍元首相は8日午前11時20分頃に、奈良市西大寺国見町の近鉄大和西大寺駅前の演説会場に姿を見せた。マイクを握り、自民党候補者の紹介を始めた直後に大きな音が響いた。「救急車、救急車」「AED」「医療関係者来て下さい」という陣営関係者のどなり声と、聴衆の悲鳴が上がった。 演説が始まった数分後に、安倍元首相の背後に筒のようなものを持った男が近寄り、直後に音がしたという。周辺では奈良県警の警護員(SP)や警視庁のSPも警戒に当たっていた。 救急車は約15分後に到着し、安倍元首相は慌ただしく搬送された。</p>