今年秋に新型iPad Proが発売されると噂されるなか、次期モデルには新たに「上下の側面の端に4ピンコネクタ」を装備しているとの噂が報じられている。これらのコネクタが何に使われるのか、確たることは分かっていないとのことだ。
海外でも情報の信頼性に定評あるMacお宝鑑定団Blogは、中国の信頼できる情報筋からの話として、次期iPad Pro(第6世代)は11インチと12.9インチともに筐体デザインは変わらないが、上下の側面の端に4ピンコネクタが追加されていると伝えている。
現行のiPad Proは背面に3ピンコネクタ(Smart Connector)があり、Magic Keyboardなどの周辺機器との接続に使われている。かたや最新のM2 MacBook Airなどに装備されたMagSafe 3充電コネクタは5ピンのため、それらとは別ものだと推測されている。
Maお宝鑑定団Blogは、次期iPadOS 16からはM1 iPad ProでmacOSの「DriverKit」が使えるようになるため、Thunderbolt/USB-Cポートにつなぐ周辺機器の電源を補助するためかもしれないと予想している。
ちなみにDriverKitとは、周辺機器メーカーが自社製品をmacOSで使えるドライバを開発できるようにするものだ。それがiPadOS 16にも導入されることで、M1(ないしM2系のチップ)を搭載したiPad ProでもMac用のアクセサリが利用可能になる見通しだ。
が、iPad Pro単体ないしUSB-C経由の電源供給だけでは、Mac向けのアクセサリは電力が不足する可能性もある。それを補うために、補助用の電源ラインを追加するのは理に叶っているとも思われる。
米9to5Macは、新規の4ピンコネクタが「上下の側面に追加される」という部分につき、iPad Pro背面の下部にあるSmart Connectorと置き換わるどうか不明だと懸念を露わにしている。もし置き換わるなら、既存のSmart KeyboardやMagic Trackpadとの互換性がなくなるというのだ。
もっとも、iPadの背面に密着して支えるMagic Trackpadなどの形状から考えて、Smart Connectorがあえて横側に移されるとも考えにくい。とはいえ、アップルが過去モデル用のアクセサリを新モデルに流用できることをあまり配慮しないのも事実であり(背面カメラの形状が変わってケースの収まりが悪くなるなど)続報を待ちたいところだ。
- Source:Macお宝鑑定団Blog
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