塩化ビニル樹脂メーカーの間で収益環境認識が異なっている。米国、東南アジアに強固な生産体制、顧客基盤を持つ信越化学工業、AGCは今後も安定した収益力の維持に自信をみせる一方、塩ビ製造に必要な電解設備の操業を石炭火力発電に頼るトクヤマや東ソーといったメーカーにとっては、アジアの塩ビ市況下落に底打ちの展望が開けるなかでも、ナフサや石炭をはじめ高止まりする原材料価格が足かせとなる。
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