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Image:Graslu00(YouTube)

ニンテンドー64の名作『ゴールデンアイ 007』用に、別作品の「007シリーズ」を完全ゲーム化するModが制作されている。ModとはModificationを略した言葉で、ゲームのシステムを流用しつつ、シナリオやグラフィック、キャラクターモデルなどを別のものに置き換えるパッチのことだ。

ニンテンドー64のファンでYouTuberのGraslu00によるプロジェクト『The Spy Who Loved Me』は、評価の高いN64用ゲーム『ゴールデンアイ 007』を、ロジャー・ムーアが演じた3代目ジェームズ・ボンドの『007/私を愛したスパイ』にゲームシナリオやキャラクターを置き換えてプレイ可能にするModの制作に取り組んでいる。このModでは『私を愛したスパイ』の作中にあったアルプス山脈からエジプトのピラミッド、大西洋を航行する巨大タンカーまで、映画の主要なストーリーを踏襲するように作られているとのこと。

Image:Graslu00(YouTube)

もちろん、ボンドの顔は5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンからロジャー・ムーアに見えるように変更。そのほか、KGBの女性エージェント、アニヤ・アマソワや、カール・ストロンバーグといった主要キャストも登場する。そしてModはN64本体でプレイできる(要メモリー拡張パック)が、エミュ処理性能の高いPCでエミュレーターを使えば4K/60fpsでModをプレイできるという。

なお、動画では11のレベルが紹介されているが、Graslu00はまだこのバージョンは製作途中だとしており、4人マルチプレイモードはようやく動き始めた段階だと述べている。しかしステージセレクト画面には20ぐらいのレベルが見えており、右下にはなぜかSkyfallの文字も…。Eutogamerはおそらくこれがマルチプレイ用のマップのひとつだと推測している。プロジェクトのウェブページではこのModの開発中のビルドが公開されており、いくつかのレベルはデモプレイを楽しめるようになっているとのこと。

Image:Graslu00(YouTube)

ちなみに、007シリーズを原作とするゲームとしては『Hitman』シリーズの開発元IO Interactiveが現在、公式タイトルながら完全オリジナルストーリーのゲームを開発中だが、まだ発売がいつ頃になるかは明らかでない。