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 8月7日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された『2022 FIM世界耐久選手権(EWC)第3戦 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会』の決勝レースで3位表彰台を獲得したYoshimura SERT Motulのグレッグ・ブラック、渡辺一樹が決勝レースを振り返った。

■グレッグ・ブラック
「今回はシルバン(・ギュントーリ)が怪我をして参加することができなかったから、ふたりだけで走ることになってしまって、思っていたよりもタフな8時間耐久となってしまった。僕たちはEWCにフル参戦していて、24時間耐久も勝ったり、とにかく1年を通してポイントを獲得するというのが第一の目標になる。今回のレースに関しては良い運びかつ安定した走りで、ポイントをしっかりと持って帰るという予定だったんだけど、それよりも良い結果を出すことができてすごく嬉しいよ」

「この場にいるふたつのチーム、優勝したTeam HRC、2位のKawasaki Racing Team Suzuka 8Hは本当に素晴らしい走りを見せてくれた。YART-YAMAHA OFFICIAL TEAM EWCは残念だったね。彼らは本当に頑張ったけど、最終的にミスがあって表彰台に上がることができなかったんだ。僕たちは4位だと思っていたけれど、とにかく3位でフィニッシュすることができて、何よりだと思っている」

「ヨシムラには感謝したいね。本当に素晴らしいバイクを用意してくれたから大満足だよ。今回獲得したポイントはチャンピオンシップにすごく影響すると思うから、次戦の最終戦ボルドール24時間も狙っていきたい。僕たちは最後まで頑張りたいから、今回は表彰台に上がることができて幸せだよ」

2022鈴鹿8耐2位のグレッグ・ブラック(Yoshimura SERT Motul)
2022鈴鹿8耐2位のグレッグ・ブラック(Yoshimura SERT Motul)

■渡辺一樹
「まず本当に今回表彰台に乗ることができて嬉しいです。鈴鹿8耐自体が3年ぶりで、本当に待ち望んでいたファンの方々がたくさんいると思いますが、そういった方々の前でヨシムラSERT Motulとして、そのライダーとして表彰台の上からみなさんに顔を見せることができたことが、すごく自分的には嬉しかったです」

「まずチャビエル(・シメオン)が来れなくなり、レースウイークに入ってからもシルバンが怪我をしてしまい、そこから僕たちがふたりで戦うことになると決まってから、ピースがどんどんと外れていくような状況で、予選も含めて非常に流れが良くなかったです。ですが、スタートではグレッグ(・ブラック)が『どこからきたの?』というようなスタートを決めてくれたおかげで、チームの雰囲気もすごくよくなりましたし、7~8周目ではもうトップにいました。22番手スタートはそんなに簡単なことではないと思うので、本当にグレッグに助けられたという思いが非常に強いです」

「グレッグとふたりで結果的にはすごくハードな鈴鹿8耐にはなりましたが、非常に嬉しく思います。本当にチームのためにもこの表彰台を獲ることができて、またマシンを開発している自分としても、すごく自信になったといいますか、全日本ロードで開発している車両の情報をうまく活かしながら鈴鹿8耐でのスピードに繋げられたと思います。本当にハッピーです」

2022鈴鹿8耐2位の渡辺一樹(Yoshimura SERT Motul)
2022鈴鹿8耐2位の渡辺一樹(Yoshimura SERT Motul)
2022鈴鹿8耐を走行する渡辺一樹(Yoshimura SERT Motul)
2022鈴鹿8耐を走行する渡辺一樹(Yoshimura SERT Motul)