レッドブル・レーシングは、ユーリ・ビップスとチームの間のテスト兼リザーブドライバー契約を解除したが、ビップスをジュニアドライバープログラムに残留させるという。
ハイテックからFIA F2に参戦しているビップスは、Twitchでゲームのライブストリーム中に人種差別的な言葉を使ったことで、レッドブル・レーシングのリザーブドライバーの役目を失った。
しかし水曜日に、レッドブルはビップスがまだジュニアドライバープログラムの一員であると述べた。つまり、ビップスがいつの日かF1でレースをするチャンスが今も残されているということだ。
「ユーリのテスト兼リザーブドライバーとしての契約は、彼の発言が原因で、オラクル・レッドブル・レーシングにより解除された」とレッドブルは述べた。
「彼はジュニアドライバープログラムの一員としてレッドブルに残っている。我々はオラクル・レッドブル・レーシングでの役割から離れる彼をサポートする」
レッドブルの若手ドライバーアカデミーは、創設以来F1に数多くの才能の持ち主たちを昇格させてきた。クリスチャン・ホーナーによると、現在の若手ドライバー群はこれまでにないほど強力だという。
「確かに我々はかなりの数の若手を擁しており、現時点で非常に有望な若者たちがいる」とホーナーは語った。
「我々にはF2参戦中のリアム・ローソンとデニス・ハウガー、(ユアン・)ダルバラがいる。ダルバラは他チーム(マクラーレン)のテストを行ったものの、ジュニアドライバーとして留まっている。岩佐(歩夢)も大きなポテンシャルを見せている。これはF2での話だ」
「FIA F3では、今年これまでにジョニー・エドガーがかなり厄介な病気から復帰を果たしたが、彼にもう一度チャンスを与えられるのは素晴らしいことだ」
「アイザック・ハジャルも非常に良い仕事をしている。そういうわけで我々にはカートから異なるフォーミュラに至るまで、才能に事欠くことがない」
「若手にチャンスを与えて支援することは、以前からのレッドブルの方針だ。それがなければキャリアを前進させることができなかっただろう若者の一部に機会を与えるのだ」