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<p>アベノミクスの遺産、不況が再来すれば世界が研究する-サマーズ氏</p><p>アベノミクスの遺産、不況が再来すれば世界が研究する-サマーズ氏</p><p>サマーズ元米財務長官は、凶弾に倒れた安倍晋三元首相の看板政策だったアベノミクスについて、その遺産を世界中の先進国の政策立案者が研究することになるとの見方を示した。</p><p>安倍元首相が死去、演説中に銃撃-アベノミクスで最長政権築く (8) サマーズ氏はブルームバーグテレビジョンの番組で、安倍氏暗殺は遺族や日本のみならず、日米関係や世界にとっても悲劇であり、現在の政治状況を巡って「渦巻く怒り」が表れたものだと述べた。 金融緩和、財政政策、成長戦略という3本の矢を掲げたアベノミクスについては「われわれが長く見てきた中で、より積極的で成功したマクロ経済戦略の再プログラムの1つとして記憶されるだろう」と評価。「それ以前の基準からすれば成功だった」とした上で、「しかし、日本で起きていたことを考えれば、完全に『任務完了』となったわけではなかった」と振り返った。 ハーバード大学教授でブルームバーグテレビジョン寄稿者でもあるサマーズ氏は、長期的な停滞が「欧州や米国に再来すれば、アベノミクスの遺産は非常に注意深く研究されることになるだろう。ある意味、日本は人口減少や過剰貯蓄といった課題を最初に経験した国だった」と語った。 原題:</p>