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<p>安倍元首相 拉致問題重視と「美しい国」 「1強」によるゆがみも | 毎日新聞</p><p>安倍元首相 拉致問題重視と「美しい国」 「1強」によるゆがみも</p><p>2020年9月に辞任した安倍晋三元首相は、連続2822日、第1次政権と通算して3188日と、首相として歴代最長の在任日数記録を打ち立てた。北朝鮮による拉致問題に力を入れ「美しい国」を目指す路線で支持を集めた一方、野党への挑発や「安倍1強」によるゆがみを批判されたこともある。</p><p>「この手で解決できなかったことは痛恨の極みだ」。20年8月、辞任を表明した記者会見で安倍元首相は進展を見せない拉致問題について触れ、声を震わせた。官房副長官時代に北朝鮮への強硬姿勢で注目を集め、拉致被害者家族の期待も背負った。拉致問題は「政権の最重要課題」だった。 06~07年の第1次政権では「戦後レジームからの脱却」や「美しい国」を掲げ、改正教育基本法に「愛国心教育」を盛り込んだ。内閣支持率の下落や07年参院選での大敗が重なった末に持病の潰瘍性大腸炎が悪化し辞任したが、民主党政権下で待望論が高まった。 この記事は有料記事です。</p>