もっと詳しく

<p>安倍元首相死去 韓国左派紙「『追悼選挙』で右傾化」に懸念</p><p>安倍元首相死去 韓国左派紙「『追悼選挙』で右傾化」に懸念 「自衛隊の役割を明示する改憲や防衛費の大幅増額など、日本の軍備強化の動力が大きくなる」と主張。</p><p>【ソウル=時吉達也】安倍晋三元首相の死去から一夜明け、韓国の左派系紙ハンギョレは9日付の社説で、10日投開票の参院選が安倍氏の「追悼選挙」として行われることで…</p><p>【ソウル=時吉達也】安倍晋三元首相の死去から一夜明け、韓国の左派系紙ハンギョレは9日付の社説で、10日投開票の参院選が安倍氏の「追悼選挙」として行われることで「自民党内の強硬派の声がさらに強まりかねない」と述べ、選挙結果の「右傾化」に懸念を示した。 同紙は「民主主義の根幹を揺るがす暴力行為に断固反対し、衝撃を受けた日本社会に深い慰労の意を伝える」と前置きした上で、安倍氏について「首相辞任後も自民党内の最大派閥を率い『上王(上皇)』に匹敵する強力な影響力を行使してきた」と説明。在任当時の靖国神社参拝や韓国への輸出管理厳格化措置などを挙げ、「韓日関係が最悪の状況に陥るのに核心的な役割を果たした人物であることは明らかだ」と述べた。 その上で、参院選が安倍氏の「追悼選挙」になることは改憲勢力に有利に働くとし、「自衛隊の役割を明示する改憲や防衛費の大幅増額など、日本の軍備強化の動力が大きくなる」と主張。「日本社会が賢明に乗り越えていくことを願う」として、投票への影響を警戒した。 一方、ソウル新聞の同日付社説は、参院選後に本格化するとみられていた日韓間の懸案解決に向けた外交協議について「関係改善の努力は一時中断されるのではないか」との見方を示した。 特集・連載:</p>