本日(8月9日)未明にiOS 16のベータ5が配信開始されたが、ついにFace ID搭載iPhoneのステータスバー(上部の表示欄)にバッテリー残量の%表示が可能になったことが明らかとなった。ささいな変更のようではあるが、多くのユーザーから長らく待ち望まれていた悲願の“復活”である。
実はiPhone X以降のフラッグシップiPhoneでは、それまで表示されていたバッテリー残量の「%」が消えていた。なぜならFace ID搭載モデルでは、画面上の真ん中にノッチ(切り欠き)が追加され、両横に表示スペースが足りなくなっていたからだ。
そのためiOS 15まで(iPhone X以降のFace IDモデル)では、残量はバッテリーアイコンに「これだけカラになっている」という体でビジュアル化されているが、具体的に何%かは表示されない。もしも数値を知りたければ、画面右上から下にスワイプしてコントロールセンターを呼び出す必要がある。
最新のiOS 16ベータ5ではバッテリーアイコンが改良されており、アイコン内にバッテリー残量がパーセンテージが表記されるようになったのだ。
この新たなバッテリーインジケーターは、5.4インチのminiモデルを除くiPhone 12およびiPhone 13シリーズや、iPhone XおよびiPhone XS/XS Maxでも利用可能とのことだ。
バッテリー%表示は、[設定]アプリの[バッテリー]項目でオン・オフが切り替えられるという。本機能はノッチがある(Face ID装備の)ほとんどのiPhoneで利用できるものの、上記のminiモデルやiPhone 11、iPhone XRではスペースの都合のためか、オプションが選択できないようだ。
iOS 16 ベータ5は、現時点では開発者向けにのみ公開されている。近日中に、登録すれば誰もが利用できるパブリックベータも公開予定であり、パーセンテージ表示の復活を待ち焦がれたFace ID搭載iPhoneユーザーは、自己責任のもとで試してみるのもよさそうだ。
- Source:MacRumors