世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。
6月3日(金)の放送では、兵庫県西宮市の「ウィンドワードオーシャンクラブ」を紹介した。
「マリーナの語源は“浜辺を散歩する”ということ。ここの自分の考え方のひとつなんです」
そう語るのは、西宮でコンテナを改装したショップが並ぶ小さなマリーナ「ウィンドワードオーシャンクラブ」を経営する諏訪禎男さん。
かつてアメリカを1周し、港や湖、海を周った経験が開業のきっかけになったという。
実はマリーナがある砂浜は、諏訪さんが3歳の時に初めてヨットに乗った場所でもある。
「ここです、原点は。今ある私は」(諏訪さん)
思い出の砂浜に立ち、当時を懐かしむ諏訪さん。
海の中では、電動のワイヤーで引っぱるウェイクボードや、バドルボートを楽しむ人も。ルールはひとつ、海を楽しむこと――。
御年75の現役セーラーに元気の秘訣を聞いてみると、諏訪さんは冗談交じりにこう答えた。
「他のヨットクラブでは水着を着た女性はいない。ここは水着を着た人がいっぱいいるのでそれを見て元気になっている」(諏訪さん)
原点の砂浜には、自由な風が吹いていた。
なお、次回6月10日(金)放送の『港時間』は、開業18年目で「世界に誇れるマリーナ」をコンセプトにする港の魅力を紹介する。