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田中角栄の政治家としての先を読む力は卓越していました。資源エネルギー庁発足については中東戦争、石油危機という先を読んだというよりは「今、ここにある危機」、つまり尖閣諸島問題、東シナ海の油田問題への対応でした。この問題に日中国交回復が大きく影響してきます。日本経済新聞記者の前野雅弥氏が著書『田中角栄がいま、首相だったら』(プレジデント社)で解説します。