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<p>民主主義を守る一票だれに託す 期日前投票は過去最多の可能性 – ライブドアニュース</p><p>【参院選】期日前投票、過去最多の可能性 総務省は期日前投票について、16日間で1612万2093人になったと発表した。選挙人名簿登録者の15.29%にあたり、9日の最終日分を加えると参院選で過去最多の19年(1706万人)を上回る可能性が高い。</p><p>第26回参議院選挙は10日、投開票を迎える。演説中の安倍晋三元首相が凶弾に倒れたことを受け、多くの政党が街頭での活動を取りやめたが、最終日の9日は「暴力に屈せず、民主主義を守る」として再開。党首らが各地</p><p>第26回参議院選挙は10日、投開票を迎える。 演説中の安倍晋三元首相が凶弾に倒れたことを受け、多くの政党が街頭での活動を取りやめたが、最終日の9日は「暴力に屈せず、民主主義を守る」として再開。党首らが各地で最後の訴えに力を込めた。先行きの不透明感が増すこの国の未来に、有権者はどんな一票を託すのか。結果は、10日深夜から11日未明にかけて大勢が判明する見通しだ。 銃撃事件を受け、各党は演説会場の警備を強化。演説会場の入り口に金属探知機を設置する所もあった。警備スタッフが増員されたり、制服警官が警戒に当たったりもした。聴衆との直接的な接触を見送る党も多かった。 ■各党党首ら最後の訴え 自民党総裁の岸田文雄首相は新潟市で最終演説に臨んだ。事件について「民主主義の根幹である選挙の最中に暴力で言論が封殺されることは絶対に許してはならない。私たちの民主主義、選挙は、暴力には負けないということをしっかり示していかなければならない」と強調した。 首相は「平和の秩序を国際社会とともに再構築していく。物価高騰、エネルギー、食料品の価格高騰にしっかりとピンポイントで政策を用意する。政治は責任を担わなければならない。それができる政党はどこなのか」と訴えた。 公明党の山口那津男代表は横浜市のJR桜木町駅前で「経済を再生させ、賃金を上げ、雇用を増やす流れを確実なものにしていく。全世代型の社会保障を強化していく。日本の安全保障を強めることも大事。この三つの挑戦を掲げ、訴えてきた」とアピールした。 野党側は、物価高対策として消費税の税率引き下げや廃止などを主張。構造改革や防衛力強化の是非についてもそれぞれの主張を展開した。 立憲民主党の泉健太代表はJR川崎駅前で「消費税率の引き下げ、年金の追加給付、小麦価格の買い入れ価格の引き下げでみなさんの使えるお金を増やしたい」と支持を求めた。日本維新の会の松井一郎代表は大阪市内で「日本の人口構造は、昭和の時代とは違う。令和の時代に合わせて構造を作り替えていかなければならない」と訴えた。 共産党の志位和夫委員長は東京のJR新宿駅前で「軍事費を2倍にしていいのか。軍事対軍事の悪循環に陥ってしまう。一番危険な道だ」と強調。国民民主党の玉木雄一郎代表は名古屋市内で「この国は石油も天然ガスもでないが、まじめで勤勉な人はたくさんいる。その人を大切にして生かす政治をしない限り、この国は復活しない」と訴えた。 れいわ新選組の山本太郎代表はJR新宿駅前で演説し、「経済政策で一人ひとりの購買力を上げていくことが急務だ。その1丁目1番地が消費税の廃止だ」と主張。社民党の福島瑞穂党首はJR新宿駅前で「軍事大国化への道と、平和で安心して暮らせる生活をしたいという人たちの激突の選挙だ」。NHK党の立花孝志党首は、JR秋葉原駅前で「貧困層の人たちの声を政治がしっかりと拾って助けていかなければいけない」と演説した。 一方、総務省は9日、参院選の期日前投票について、公示翌日の6月23日から7月8日の16日間で1612万2093人になったと発表した。選挙人名簿登録者の15・29%にあたり、9日の最終日分を加えると参院選で過去最多の19年(1706万人)を上回る可能性が高い。</p>