もっと詳しく

チューナーのマンハートは、ポルシェ カイエン ターボのV8にゴルフGTIを追加搭載し、800馬力の大台に乗せた。パワーアップには2種類の方法がある。

そう、「ポルシェ カイエン ターボ クーペ」だ。室内空間は狭く、しかも大きなエンジンを積んでいるため、自動車の形としては理不尽な構成だ。しかし、それこそが魅力なのだ。そして、その魅力をさらに高めてくれるのが、マンハート社の「CRT800」という金箔入りのチューニングポルシェに潜む807馬力だ。

リマッピングまたは追加コントロールユニット

カイエンターボに標準搭載される4リッターV8ツインターボは、クランクシャフトで550馬力と770Nmのトルクを発生する。マンハートは、そのパワーユニットに、アップグレードターボと新型インタークーラーを搭載。さらに、エンジンマネジメントシステムを適合させた。この場合、顧客はコントロールユニットを追加するか、オリジナルのコントロールユニットをリマッピングするかを選択することができる。いずれにせよ、最終的には、1090Nmのトルクと807馬力という非常識なパワーがデータシートには記載されている。

ボンネットの下は黄金色に輝いている。ペイントされたエンジンカバーが、パワーアップしたことを告げている。

エクスポート用OPF-Delete

そのサウンドは、フラップコントロール付きのスポーツリアサイレンサーによって、4本の100mmテールパイプから開放的に排気ガスが吹き出されることで実現されている。さらに、200セル触媒コンバーター付きスポーツダウンパイプとOPF用リプレイスメントパイプも提供しているが、いずれも輸出用のみとなっている。ちなみに、マンハート社は、性能の数字を一切公表していない。しかし、「CRT800」は標準モデルが0から100km/hまで加速するのに必要な3.9秒より確実に速いはずだ。

ソフトウェア、ハードウェアによる低減

マンハート社はカイエンを35mm下げ、カーブでの走破性を高めている。これは、エアサスペンションのソフトウェアアップデートとカップリングロッドの新調で実現した。写真のクルマのブレーキは標準のまま。しかし、ここではリクエストに応じてアップグレードも可能であり、そのパフォーマンスを考えるとお勧めできる。

マンハートらしいゴールドの飾り縞が、深い黒の漆によく映えている。苦手な人は省くことも可能だ。

カーボン製アドオンパーツも順次発売

ホイール側には、フロント10.5インチ、リア11.5インチの幅でマンハート独自の22インチホイールが装着されている。ホイールには、フロントに285/35 ZR22タイヤ、リアに315/30タイヤが装着されている。ホイールの色は自由に選ぶことができる。写真車両では、ゴールドカラーのトリムエレメントを車体各部の装飾として使用している。また、後日、現在開発中のカーボン製フロントスプリッターとリアディフューザーも用意される予定だ。マンハートでは、要望に応じてチューニングの費用を明らかにする。「ポルシェ カイエン ターボ クーペ」は現在、154,071ユーロ(約2,157万円)で販売されている。

Text: Moritz Doka
Photo: Manhart