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日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は10日、大阪市内の同党の参院選開票センターで記者会見し、自らの代表としての去就について「引退を決めている人間がいつまでも党のトップにいるのもおかしい話」と述べ、参院選を一区切りとしてて近く代表を辞任し、代表選を実施する意向を示した。

記者会見する松井代表(日本維新の会公式YouTubeより)

松井氏は2020年10月、大阪都構想の2度目の住民投票が僅差で否決された当時、来年4月の市長人気を限りに政界引退する意向を示していた。この日、21時ごろに産経新聞が松井氏の代表退任の意向のニュースを速報。記者会見では直ちに去就の話題になったが、松井氏は「既定路線」と強調した。

また、記者会見に同席した副代表の吉村洋文氏(大阪府知事)、幹事長の藤田文武氏(衆院議員)は代表選に出馬しない意向も示した。

SAKISIRU編集部は、AI録音文字起こしのアプリサービスを使い、松井氏の人事に関する質疑応答の主な部分を文字起こしした。

Q(朝日放送):選挙後に松井代表自身の去就にも注目が集まっています。何か、代表中心にお考えがあるようでしたら、ぜひお聞かせください

松井氏:これはもうあの以前から申し上げてるように、僕自身は来年の市長任期を持って政治家を引退しますから、既定路線です。昨年の衆議院選挙が終わった時に執行部、代表は変わるべきだ、というのは僕の考え方でしたけども、党の特別党員、国会議員、地方議員の皆さんから「今しばらく先頭に立って働け」という、そういうあのお考えを示されたので。

僕としては、これも参議院の選挙がもう目の前に迫ってましたから。それまでは先頭に立ってね。維新の会をま引っ張っていこうと思ってましたけども、今回は参議院選挙が終わりまして当面の間、国政選挙もありませんし、もう引退を決めてる人間がえいつまでもあの党のトップにいるというのも、これはまあおかしい話ですから。

今回のこの参議院の選挙がもう終わりましたら、次の代表にしっかり引き継ぎたいともこれ以前からそういう話をしてましたから、あの衆議院の時もそういう思いでした。記者会見でもそういう風には申し上げてましたから既定路線ということです。

Q(朝日新聞):次の代表に引き継ぎたいとおっしゃって、これは既定路線だとおっしゃっていましたけれども、前回(注・衆院選)もそのような形のことをおっしゃっていてで、結果その代表戦をやらないということで、決定としてそういう形になったんですけれども、もう辞任を表明されるという受け止めでよろしいでしょうか。

松井氏:我が党の規定としてまず代表選挙をやるかやらないかを、党員の皆さんにお聞きするというルールの中で、代表選挙をやらないと、党員の皆さんの判断がありましたから。今回ははっきりと身を引かせてもらう、ということをもう、あのはっきりと意思表明をしてですから、維新の会、党員の皆さんには、代表選をやるという前提で受け止めていただけたら、というふうに思ってます。