2022年F1第11戦オーストリアGPのスプリントが行われ、5〜8番手のドライバーが土曜日を振り返った。5〜8番手のドライバーはセルジオ・ペレス(レッドブル)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン スプリント=8番手
今日は最後まで走り切ることができたことに感謝している。昨夜と今朝、チームは素晴らしい仕事をしてマシンを修復してくれた。彼らには大変感謝しているし、マシンをほぼ無事に持ち帰ることができてうれしく思っている。
あまり良くないスタートの後、ターン1でピエールが僕の前を横切った。右側にはスペースがたっぷりあるのに、ドライバーたちはどうしてあんなことをするのか理解できない。僕にはどうすることもできなかった。そしてターン3ではウイリアムズとレッドブルとの間で同じことが起きた。僕のマシンは少しダメージを負ったが、少なくとも走り続けることはできた。
その後はひたすら追い上げに徹した。ストレートで他のマシンより遅かったので、DRSトレインから抜け出すのを待ってからでなければ、オーバーテイクすることができなかった。そういうわけでミックを抜くのに何周かかかってしまったんだ。明日はもっと強いレースができることを祈るよ。
(『Sky Sports』に対して語り)今日は特に学んだことはなかった。ただひとつ、僕たちはストレートではハースより遅いということ以外はね。オーバーテイクするにはDRSトレインから抜け出すまで待つしかない。それでも明日はできる限り頑張るよ。
■ハースF1チーム
ケビン・マグヌッセン スプリント=7番手
こんなことができるなんて思っていなかったよ。特に今朝のプラクティスのことを考えるとね。結果もフィーリングもよくなかったから、マシンには手を加えた。ただしパルクフェルメルールがあるから変更できる点は非常に限られていた。でもそれが功を奏して、レースではペースが改善した。2ポイントを獲得できてとても嬉しいし、昨日のパフォーマンスを考えると間違いなくレースでもポイントを争えると思う。明日もう一度トライできることが楽しみだ。
■BWTアルピーヌF1チーム
エステバン・オコン スプリント=6番手
今日のスプリントを6番手で終えられたことには心から満足しているよ。スタートを決めてから数周はなんとかケビン(・マグヌッセン)の前を維持できたし、その後はハースの2台に安全なギャップをつけることができた。ジョージ(・ラッセル)のメルセデスは僕たちよりも圧倒的に速かったから、最終的には今日できる最大限のことがやれたと思っている。明日のグランプリに向けていいスタートポジションを確保できたし、ポイントも獲得できたからね。
あと1周あったら、スプリントはまったく違ったストーリーになっていただろう。というのも僕はインラップのターン1でマシンを止めなければいけなかったんだ。チームは現在何が起きたのかを調査していて、明日には準備ができていると確信している。
■オラクル・レッドブル・レーシング
セルジオ・ペレス スプリント=5番手
うまく挽回できて、いいレースだった。スタートをうまく決め、トラブルを避けて走れた。ターン3に向けては、ルイス(・ハミルトン)を含む大勢がサイド・バイ・サイドでなだれ込むような形になり、トリッキーだったけどね。スプリントを最大限に生かして強力な結果を出したと思う。何人も抜いていって、最後に前にジョージ・ラッセルがいたが、彼には届かなかった。4番手まで上がれたらよかったが、5番手からでも決勝で戦える。
明日のレースで表彰台に上がるための教訓を、スプリントレースからいくつか得ることができた。日曜には忍耐が鍵になるだろう。良いスタートをして、すぐにトップ争いに加わりたい。今日は1周目に4つポジションを上げたので、明日も同じことができるといいね。まだこのマシンのポテンシャルを100パーセント引き出したわけではない。明日のレースが楽しみだよ。
(スプリント後の会見で語り)決勝では順位を上げて表彰台に上れると思っている。それを目的に走るよ。うまく達成できるといいね。