住友ゴムグループのファルケンタイヤ・ヨーロッパは、5月26〜29日に開催されたニュルブルクリンク24時間レースに自社ワークスチームのファルケン・モータースポーツとして参戦。その際に撮影されたショートフィルム『A Declaration of Love』を、6月28日よりファルケンのYouTubeチャンネルで公開している。
8月10日時点で96万回以上再生された本作品が、自動車映像界のオスカーとも呼ばれる国際モーターフィルムアワードの『最優秀イベントフィルム部門』にノミネートされた。
2022年のニュルブルクリンク24時間レースの模様を抑めた『A Declaration of Love』は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた2020年から3回目の大会となった2022年、2年ぶりに北コース(ノルドシュライフェ)にもファンが戻ってきたことに焦点をあてている。レースを愛する23万人の観客がサーキットに列をなし、24時間の戦いを観戦する様子を、ファルケンポルシェの迫力ある走行映像とともに描いた2分40秒の作品だ。
国際モーターフィルムアワードは、自動車映画および自動車映像製作業界にとって世界で最も権威のある賞だ。ハイエンドな映画やコマーシャル、自主製作作品に至るまで、幅広く監督や制作者を表彰することから、自動車映像界のオスカー(アカデミー賞)とも呼ばれている。
ファルケンは2021年にもショートフィルム『Whatever Comes Our Way』で、同アワードの最優秀イベントフィルム部門の最優秀賞を獲得しており、今回のノミネートで2年連続の受賞に一歩近づいたかたちだ。
今年の国際モーターフィルムアワードでは、ジェームズ・ボンド主演の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』、ロバート・パティンソン主演の『THE BATMAN-ザ・バットマン-』、マイケル・ベイが監督する『アンビュランス』などが主要部門の『最優秀長編ドラマ部門』にノミネートされており、国際的に高い注目を集めている。今年度の授賞式は9月21日にイギリス・ロンドンで開催される予定だ。
ファルケンとともに『A Declaration of Love』の制作に携わったドイツのモーションコントロール・フィルムプロダクションのディレクター兼CEOのトビアス・カーラーは「最優秀イベントフィルム部門に今年もノミネートされたことは、大変光栄だ。国際的な舞台で競争できるようなフィルムを、私と私たちに自由に制作させてくれたファルケンタイヤ・ヨーロッパに感謝している」とコメント。
また、ファルケンタイヤ・ヨーロッパのマーケティング担当であるデニス・ウィルスターマンは、「モーションコントロールチームと撮影したフィルムはすでに10本目になるが、この作品は国際モーターフィルムアワードで受賞する2本目となるかもしれない。みなさんの幸運を祈っている」と述べている。