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<p>新興勢力「参政党」 国政政党目指す戦い 参議院選挙2022 | NHK政治マガジン</p><p>新興勢力「参政党」国政政党目指す戦い 各党がしのぎを削る中、選挙戦に入って一気に注目を集めた存在があった。 「参政党」だ。 「参政党」とは、どのような人が集まり、何を目指しているのか。 その選挙運動は? 特集記事です。 #政治マガジン</p><p>「1,2,さんせいとう―!」季節外れの猛暑日が続いた夏空に響き渡るその声が、日に日に大きくなっていく。18日間に及んだ今回の参議院選挙。各党がしのぎを削る中、選挙戦に入って一気に注目を集めた存在があった。その名は「参政党」。参議院選挙が公示された6月下旬頃から急激…</p><p>明治以来の管理教育を続けて、子どもたちを型にはめようとするから、学校に行けない子がいる。人間を評価するのはテストの点数。偏差値が高い人が立派だと我々は言われてきた。でも偏差値の高い人たちが考えた政策でこの30年、日本は良くなりましたか? 」 今の日本がどういう状況にあるのかっていうことを過去の歴史から勉強して、認識すること。その上でこれからの日本の課題をどう解決するのかを考えていくこと。そしてその解決のために自分が持っている力や才能をどう生かして、社会に役立てるのか。そういったことを考えさせるのが日本人の義務教育でやることなんですよ! 」 参政党は、学力よりも考える力を養い、国や地域の伝統を大事にする「教育改革」、農薬などを使わない農業を推進する「食の安全」、そして外国人の日本への投資を規制するなどの「国まもり」の3つを今回の重点政策として掲げていた。 演説はさらに続く。 コロナになってから2年間、いまだにマスクを外せない人たちがいる。ワクチン接種もマスクも強制ではありません。だからマスクをつける自由もあればつけない自由もある。ワクチンだって、打ちたくなければ打たない自由だってあるはずなんです 」 これまで足を運んだ東京・上野や池袋の演説会場でも、今、ここで演説を聞いている人たちも、その多くはマスクをしていない。特に、日本の歴史や伝統を「代々」受け継いでいくという思いを「だいだい」色で現したTシャツを身につけている運営スタッフたちはみな、ノーマスクだった。マスクをするもしないも自由。党の訴えをそのまま体現していた。 1時間以上にも及ぶ演説。しかし、途中で去って行く人の姿は見られない。一言一句に耳を傾ける聴衆に、神谷はこう熱弁を振るった。 「 ここに集まってくれた皆さんは、社会を変えるために集まってくれたんですよね。もう誰がやっても一緒だとか、どうせ変わらないとかいう言い訳はもう今回の選挙では通用しません。なぜなら私たちが参政党を作ったからです。これからの日本、今のままでいいという人は自公政権に、嫌だという人は野党に、そして新しい仕組み、自分たちで参加したいという人は、参政党に入れて下さい! 」 70分間、水も飲まずに語り続け、演説を終えて街宣車から降りて来た神谷の元を訪ねると、かすれた声で、充実感をにじませた。 (</p>