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<p>参院選、自公で改選過半数を大きく上回る勢い 改憲勢力が定数の3分の2以上うかがう – BBCニュース</p><p>BBCニュース – 参院選、自公で改選過半数を大きく上回る勢い 改憲勢力が定数の3分の2以上うかがう</p><p>日本の参議院選挙が10日投開票され、与党の自民・公明両党で改選議席の過半数63議席を大きく上回る情勢だと、国内の複数の大手メディアが同日夜、報じた。「改憲勢力」は82議席以上を獲得する勢いで、改憲の国会発議が可能となる見通しだという。</p><p>自民党の茂木敏充幹事長は、NHKの午後9時半前のインタビューで、安倍氏の死去と、今回の選挙の受け止めについて問われると、「今回のテロ事件、深い悲しみと共に強い憤りをもっている。(中略)われわれは悲しみを乗り越え、最後まで戦い抜いた。安倍元総理にいい結果が報告できればと思っている」と述べた。 与党で改選議席を上回る情勢については、「日本を守る、未来をつくる、この選挙公約を掲げて戦ったが、国民のみなさんから評価されたのが大きかったと思う」とした。 また、改憲については、「今の段階では、できるだけ早いタイミングで、ということに尽きる。まずは憲法改正原案の国会提案、発議を目指すにあたって、憲法改正に前向きな政党の間で、どの項目を優先し、どういったスケジュールで進めていくのか、認識の共有を図ることが重要だと思っている」と話した。 「改憲発議できる案をまとめたい」 自民党本部では午後9時45分ごろ、安倍氏への黙とうが捧げられた。その後、岸田文雄首相が、当選確実と報じられた候補者の名前の横にピンクのバラをつけた。 岸田氏は午後10時過ぎ、NHKのインタビューに応じ、安倍氏が凶弾に倒れたことについて、「暴力によって民主主義の基盤である選挙のありようが問われている。なんとしてもこの選挙を完結させなければいけないという思いで、多くのみなさんの協力をいただいた。完結できたことは大きな意味があると思う」と述べた。 今回の結果を受けて、政策で「岸田カラー」を強めるのかと問われると、「コロナ、ウクライナ、物価高騰対策、こうした大きな課題に向けてしっかり取り組んだうえで、日本の経済再生に向けて努力をしていかなければならないと思っている」と答えた。 改憲については、「自民党が4つのたたき台素案は、どれも現代的な喫緊の課題だ。国会での議論が活発化してきた。国民の理解を得て、国民投票に付さなければいけない憲法改正の手続きなので、まずは国会において憲法の議論をさらに深めることによって、具体的な発議できる案をまとめていきたい」と述べた。 最大野党の民主党は 一方、立憲民主党の西村智奈美幹事長は、NHKの午後9時半前のインタビューで、議席を減らすのが確実視されている状況をどう受け止めているかと聞かれ、「議席が伸び悩んでいるという状況ではあるが、いま開票が進んでいるので、1票でも多く、1議席でも多く獲得できるように、状況を見守っていきたい」と答えた。 党勢をどう立て直すのかとの問いには、「結果をみながら、今後の対応を考えていくことになると思う」と述べるにとどめた。</p>