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<p>民主主義を守りたい 投開票日も献花絶えず</p><p>民主主義を守りたい 投開票日も献花絶えず 現場前の横断歩道でも足を止めて両手を合わせるなど、突然の死を悼む人があふれた。参院選終盤の衝撃的な事態に困惑が広がる中、「民主主義を守りたい」と公正な選挙を望む声も聞かれた。 #参院選2022</p><p>奈良市の銃撃事件現場近くの献花台には、10日も親子連れや学生、高齢者らが列を作り、花束を手向けた。現場前の横断歩道でも足を止めて両手を合わせるなど、突然の死を…</p><p>事件現場近くの献花台には、安倍晋三元首相の遺影が設置された=10日午前、奈良市(彦野公太朗撮影) 安倍晋三元首相が銃撃された奈良市の事件現場近くの献花台には、10日も親子連れや学生、高齢者らが列を作り、花束を手向けた。現場前の横断歩道でも足を止めて両手を合わせるなど、突然の死を悼む人があふれた。参院選終盤の衝撃的な事態に困惑が広がる中、「民主主義を守りたい」と公正な選挙を望む声も聞かれた。 「安倍さんは日本のために頑張ってきた政治家。無念でならない」。家族で献花に訪れた大阪市天王寺区の会社員、寄本章広(あきひろ)さん(43)は沈痛な表情を浮かべた。奈良県橿原市のパート、松尾直美さん(47)は「北朝鮮の拉致被害者奪還に尽力されていた。無事であってほしかった」と悔やんだ。 現場近くの会場で投票してきたという奈良市の40代の男性会社員は、事件にショックを受けたとしながらも「暴力に訴える極端な思想を持った人が出てきたのは日本社会の責任でもある」と冷静に語った。</p>