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トヨタシステムズのCG事業推進部は、3DCGを中⼼とした技術ソリューションを武器に、モビリティ社会の検討、クルマのビジュアライゼーションなど、トヨタグループの多彩な事業に参画している。これらの事業の規模拡⼤にともない、同社ではUnity / Unreal Engineシミュレーション開発エンジニア、CGプロダクションマネージャー候補(共に東京勤務)を募集中だ。本記事ではその詳細を紹介する。
TEXT_尾形美幸 / Miyuki Ogata(CGWORLD)
PHOTO_竹下朋宏 / Tomohiro Takeshita
記事の目次
Unity / Unreal Engineシミュレーション開発エンジニアの役割は?
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トヨタシステムズ
トヨタグループのITソリューション企業。IT戦略の企画・提案、先端技術研究、CGソリューションを含めた各種システム開発、インフラ構築・運用など、多彩な製品・サービスを展開している。
本記事で紹介するCG事業推進部は、1ヶ月間の平均残業時間が25時間未満。1年間の有給取得率は15日以上。もち帰り残業禁止。深夜残業、徹夜、休日出勤などもない。限られた時間の中で、協力・集中して成果を出す方針が浸透している。
www.toyotasystems.com
CG事業推進部の公式ギャラリー
www.toyotasystems.com/gallery
Unity / Unreal Engineシミュレーション開発エンジニアの役割は?
デジタルツインは、現実世界の空間とコンピュータ上に再現した空間を同期・相互作用させることで、様々な事象の可視化とシミュレーションを行い、製造工程の改善、製品開発やサービスの効率化などに活かす技術だ。トヨタシステムズは、ゲームエンジン(Unity / Unreal Engine)をベースとしたデジタルツインでモビリティ社会を検討し、トヨタの見据える未来に向かって走り出している。
「100年に一度と言われる⾃動⾞業界の変⾰期の中で、未来のモビリティ社会のプラットフォーム開発に従事してくださるエンジニアを募集しています」とCG事業推進部の小阪将也氏は語る。将来的には、現実世界のクルマや街のモニタリングなど、モビリティ社会の在り方をCGでシミュレーションすることも構想しており、実現すれば現実世界とデジタル世界の融合がさらに加速することになる。「最先端のデジタル技術や知⾒を吸収することに楽しさを感じる⽅には、⼤変やりがいのある仕事です」(小阪氏)。
現在、トヨタシステムズでは9人のスタッフが様々なモビリティ社会の検討に携わっている。「新たに参加した方にも、開発の一角を担っていただきます。UnityまたはUnreal Engineでの開発経験、C#, C++, Java, Pythonなどのオブジェクト指向⾔語によるプログラミング経験、デジタルツインやモビリティサービス開発等に関わった経験のいずれかを必須条件にしています。ビジネスレベルの英語力(目安:TOEIC800点以上)がある方は歓迎です。開発関連の文書の読み書き、会話での意思疎通ができれば、流暢でなくても構いません。プロジェクトメンバーには英語を母国語とするスタッフも多いため、仕事を通して英語力を伸ばすことができます」(小阪氏)。
開発は社内外の関係者が連携してアジャイルで行なっており、社内だけで完結するプロジェクトではないため、社外と連携しつつチームをリードしてくれる人だと望ましいとのことだ。また、ゲーム業界、エンターテインメント業界からの転向も歓迎で、まずは開発担当者として経験を積み、3年後にはこの分野の技術エキスパートとして、ソリューション拡大に幅広く活躍するビジョンをもってほしいとのことだ。「堅実にキャリアを積んでいけるよう、サポートさせていただきます。プロジェクトに興味をもった方は、ぜひご連絡ください」(小阪氏)。
CGプロダクションマネージャー候補の役割は?
CG事業推進部は、10年以上にわたりクルマの設計データ(3D CADデータ)から様々な動画・静止画・VR・AR・コンフィグレータなどのCGコンテンツを制作してきた。そのワークフローや画づくりの詳細は、2021年5月公開の記事トヨタシステムズによるLEXUSビジュアライゼーションで紹介しているので、合わせてご覧いただきたい。
▲トヨタ ハイランダー 上海モーターショー動画
▲【左】LEXUSの外装の静止画/【右】外装を透過し、ハイブリッドシステムの性能とイメージを伝える静止画
「CGコンテンツ制作事業は規模拡大と多様化の一途をたどっています。かつては静止画が主流でしたが、この3年で動画とインタラクティブコンテンツの割合が急増し、5割を占めるまでになりました。アメリカ、中国、ヨーロッパ、中東など、海外向けコンテンツも増えており、CGプロダクションマネージャーの増員が急務になっています」(小阪氏)。現在、CG事業推進部には4人のCGプロダクションマネージャーが所属しており、国内外のクライアントとのやり取り、企画立案、クオリティチェック、スケジュールやコスト管理などを担っている。なお、制作業務は協力会社のアーティストやエンジニアが担当しており、CGプロダクションマネージャーはその舵取り役を務める体制になっている。
▲ARコンテンツを制作中のUnreal Engineの作業画面
「どんな見せ方をすればクルマの魅力が伝わるか、手探り状態のクライアントさんが多いため、クルマごとの特徴、各国の風土や国民性などを考慮しながら、一緒に考え、提案することが期待される仕事です」(小阪氏)。
前述の4人のCGプロダクションマネージャーの中には、ゲーム会社からの転職者もおり、異業種からの転向も歓迎だという。「ゲーム会社からの転職動機は、”エンターテインメント業界での仕事にやりがいを感じられなくなった。クルマという、人の生活に密着した製品の理解や購入につながる仕事をやってみたい” というものでした」(小阪氏)。広告代理店や、家電製品のデザイン事務所からの転職者もおり、後者の転職動機は “工業製品の頂点はクルマだと思うので、クルマの画づくりを極めたい” というものだったという。
▲【左】トヨタシステムズ東京本社の様子(名古屋にも本社があるが、今回は東京勤務の募集となっている)/【右】写真中央の人物が小阪氏
採用にあたっての必須条件は、顧客とのコミュニケーション経験と、3ds Max / Maya / Blender / Unity / Unreal Engineなどの3DCGソフトを用いた制作経験で、プロジェクトマネジメントやアートディレクションの経験は必須ではない(ただし経験者は歓迎)。「制作業務は協力会社さんに依頼しますが、画の良し悪しを判断したり、修正に必要な期間を見積もったり、納期や予算の交渉をしたりする仕事なので、1人で黙々と作業したい方や、フォトリアルな画づくりが苦手な方はフィットしづらいと思います。そこをクリアできるなら、マネジメントやディレクションの経験は問いません。CGプロダクションマネージャー “候補” としてチームに入り、仕事を通して経験を積んでいただきたいです」(小阪氏)。
なお、CGプロダクションマネージャーは今後も継続して増員していくため、3年後には、後進メンバーのサポートや、3DCGに関連する新ビジネスの創出などでも力を発揮してほしいとのことだ。
応募時に伝えてほしいことは?
Unity / Unreal Engineシミュレーション開発エンジニア、CGプロダクションマネージャー候補の両方において、応募書類には「なぜ、その仕事をやりたいのか?」という動機を書いてほしいとのことだ。「いろいろな会社に、手当たり次第に応募しているからなのか、志望動機を書いていない方が多いです。そこを明記していただけると、一緒に働く未来をイメージしやすくなります」(小阪氏)。
理想を言えば、Unity / Unreal Engineシミュレーション開発エンジニアの場合は 未来のモビリティ社会に向けて、どんなシミュレーションをやってみたいか?、CGプロダクションマネージャー候補の場合は クルマの魅力を伝えるため、どんなCGコンテンツをつくってみたいか? を聞かせてほしいとのことだが、これらは必須ではないという。
「ハードルを上げすぎると尻込みされると思うので(笑)、アイデアがある人は聞かせてほしいという程度の気持ちでいます。自動車業界は劇的な変⾰期に入っており、新しい人とアイデアを求めています。だからこそ、異業種からの転向も歓迎しますし、仕事に慣れるためのサポートもします。様々な業界の、多くの方々からのご応募を期待しています」(小阪氏)。
© TOYOTA SYSTEMS. All Rights Reserved.
■求人情報
トヨタシステムズ
■募集職種
〈1〉Unity / Unreal Engineシミュレーション開発エンジニア
□応募資格
【必須】
下記のいずれか
■ゲームエンジン(UnityまたはUnreal Engine)での開発経験
■プログラミング経験(C#,C++,Java,Python等のオブジェクト指向言語)
■デジタルツインシステム/モビリティサービス/シミュレーション開発等に関わった経験
【歓迎】
■ビジネスレベルの英語力(目安:TOEIC800点以上)。※開発関連の文書の読み書き、会話での意思疎通ができれば流暢でなくて可。
■CAD、3DCGソフトウェアの関連技術・知見
■社内外のメンバーとコミュニケーションをとりながら業務推進する能力。
〈2〉CGプロダクションマネージャー候補
□応募資格
【必須】
・顧客とのコミュニケーション経験
・3ds Max / Maya / Blender / Unity / Unreal Engineなどの3DCGソフトを用いた制作経験
【歓迎】
・コンテンツ制作のプロダクションマネジメント経験
・アートディレクション経験
・CADなどの⾞両開発ソフトに関する知識や経験
【そのほか】
・社会⼈経験が数年の⽅でも、親和性の⾼い学歴、もしくは学⽣時代に制作物をつくった経験のある⽅は対象
求人内容の詳細は以下をご覧ください。
cgworld.jp/jobs/30643.html