AMD初の3D V-Cache搭載CPU、Ryzen 7 5800X3Dは、来月のZen 4最新チップの発表時に値下げされると噂されている。
AMD、Ryzen 7000 “Zen 4 “の発売が近づく中、Ryzen 7 5800X3D CPUの値下げを計画中と報道される
この噂は、AMDが唯一の3D V-CacheチップであるRyzen 7 5800X3Dの値下げを準備しているかもしれないという話を聞いたというGreymon55氏からのものです。
AMDは4月にRyzen 7 5800X3Dを発表し、Intel Core i9-12900KSを凌ぐ高速ゲームパフォーマンスを実現する3D V-Cacheの利点を確認することが出来ました。
9月15日のRyzen 7000 CPUの発売に伴う販売店独自の価格調整なのか、AMDの公式な値下げなのかはまだ確認されていませんが、5ヵ月後の今、このチップは値下げを受ける可能性があります。
I heard the price of the 5800X3D will be reduced next month.I think the ZEN4 gaming perf will be amazing.
— Greymon55 (@greymon55) August 10, 2022
AMD Ryzen 7 5800X3Dは希望小売価格449ドルで発売され、このCPUは発売されてからしばらく経っていますが、その価格はNeweggとAmazonで10ドル下がって439.98ドルになっただけでした。
他のチップはRyzen 7000 “Zen 4 “ラインのためにかなり価格を下げているので、5800X3DはRyzen 5000シリーズのラインアップのうち、まだ値下げが行われていない唯一のチップのようです。
昨日、Zen 4 CPUのいくつかの予備価格を知ることができましたが、技術的には5800X3Dを置き換えるはずの唯一の8コア製品、299ドルという価格になりそうで、これは旧製品よりも非常識なクロック向上を考えると、印象深い価格帯と言えます。
今、我々は、ゲームにおいてクロックとキャッシュの速度のどちらが重要かを議論することができますが、我々はすでにその結果を知っています。
興味深いことに、リーカーが使用した文言では、Zen 4のゲーム性能は「驚くべき」ものになると主張しています。
つまり、5800X3DはRyzen 7 7700Xより若干遅いか同程度になる可能性があり、AMDとそのパートナーは価格を大幅に引き下げるよう促されるはずです。
もう1つは、AMD Ryzen 7000 “Zen 4 “製品以外に、3D V-Cache Ryzen 7000X3D CPUも今年後半に投入されると予想されていることだ。
そして、AMDは8コアのRyzen 7 7700Xと12コアのRyzen 9 7900Xの間に、Ryzen 7 7800X3D SKUの可能性を残していることがわかる。
AMDが、標準的な8コアRyzen 7 7800XとV-Cache Ryzen 7 7800X3Dの両方を発売するか、1つのSKUだけを発売するかはまだわからないが、299USドルから599USドルの商品棚の間には少なくとも2つの製品を並べる余地があることを考えると、今年末までにあと2つのRyzen SKUを入手できる可能性はあるのかもしれない。
しかし、より重要な問題は、AMDが依然として8コアV-Cache製品だけに固執するのか、それとももっとプレミアムなものを提供するのか、ということです。
AMD Ryzen 7000「Raphael」デスクトップCPUのスペック:
CPU名 | アーキテクチャー | 製造プロセス | コア数/ スレッド数 |
ベース クロック |
ブースト クロック (SC 最大) |
キャッシュ | TDP | プライス (不明) |
AMD Ryzen 9 7950X |
Zen 4 | 5nm | 16/32 | 4.5 GHz | 5.7 GHz | 80 MB (64+16) |
170W | >$799 US |
AMD Ryzen 9 7900X |
Zen 4 | 5nm | 12/24 | 4.7 GHz | 5.6 GHz | 76 MB (64+12) |
170W | >$599 US |
AMD Ryzen 7 7800X |
Zen 4 | 5nm | 8/16 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | >$449 US |
AMD Ryzen 7 7700X |
Zen 4 | 5nm | 8/16 | 4.5 GHz | 5.4 GHz | 40 MB (32+8) |
105W | ~$299 US |
AMD Ryzen 5 7600X |
Zen 4 | 5nm | 6/12 | 4.7 GHz | 5.3 GHz | 38 MB (32+6) |
105W | >$229 US |
解説:
5800X3Dが値下げか?
449ドルで売られている5800X3Dですが、値下げが計画されているようです。
Ryzen 7000シリーズが発売される影響らしく、実際に発売されれば玉突き衝突のようにそれ以下のグレードの製品は値下げされることは確実でしょう。
元記事にもありますが、Ryzen 7 7700XとRyzen 9 7900Xの間にはかなりの価格の開きがあり、ここにRyzen7 5800X3Dに相当する ryzen 7 7800X3Dが発売されるのではないかと言われています。
Ryzen 7 5800X3Dは現在、日本円で66,800円です。(最安値)
つまり、Ryzen7 7800X3Dなるモデルがあるとすれば7900Xと7700Xとの間にぴったり入るモデルと言うことになります。
また、下にもう一つモデルが入る余地がありますので、もう一つくらいは発売されるかもしれないとあります。
元記事には
より重要な問題は、AMDが依然として8コアV-Cache製品だけに固執するのか、それとももっとプレミアムなものを提供するのか
とありますが、このラインナップの開け方は8コアのみになるのではないかと想像させるのに十分でしょう。
Meorlakeがかなり遅れそうですから、多少の余裕は出来ていますが、出来れば、総てのラインナップを置き換えるような形式にしてほしいところです。
また、最近のAMDは完全にゲーム市場には力を入れてないですし、APUやOEM向け、サーバー製品が優先されています。
これは、Threadripper5000WXシリーズをLenovo優先で流したことを見ても明らかです。
そのため、一応Zen3と同じ形の体裁だけは整えて、しばらくラインナップを更新せずに放置するのではないかと考えています。
1年後、DDR5の価格が下がってきたら、Ryzen5000シリーズや4000シリーズで格安の製品を出したようにするのではないでしょうか。
何か当たりそうな予感がする予想ですが、AMDさんにはぜひともこういうことはせずに
今年、Ryzen7000シリーズをフルラインナップで出して、来年Ryzen7000X3Dシリーズをフルラインナップで出していただきたいところです。
一応、電圧を全く上げられない7000シリーズの仕様は7000X3Dシリーズフルラインナップへの布石と前向きにとらえることも出来るので私はそう解釈していますが、ぜひともこの期待を裏切ることが無いように祈っています。(苦笑。
Ryzen 5000シリーズ
追加された新モデル
従来のラインナップ
Ryzen 5000GシリーズAPU(GPU内蔵・並行輸入品)
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