2022年F1オーストリアGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は16位という結果だった。
16番グリッドからハードタイヤでスタート、2周目には14番手に上がり、ファーストスティントを長く取り、他より1回目のピットストップのタイミングが遅かったことで、17周目には6番手に。26周目にミディアムに交換、18番手でコースに復帰し、46周目に2回目のピットストップを行ってハードに履き替えた後は16番手となった。残り4周の時点でセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)の後ろに下がり、最下位17位でフィニッシュしたが、ベッテルがタイムペナルティを受けたことで、角田は16位に繰り上がった。
テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、次のようにレースを振り返った。
「(2台とも)ポジションを上げることができず、とても厳しいレースだった。序盤の段階で、2回ストップのレースになるだろうことは明らかだった。ピットストップを通して裕毅をより強力なポジションに入れようとしたが、今日、彼にはペースがなかった」
「我々は一日中、劣勢で、残念ながらポイントを得ることができずに終わった。本拠で状況をしっかり見直す必要がある。今は、マシンのアップデートをフランスGPに向けて用意し、中団の戦いに復帰することに気持ちを集中させている」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=16位
16番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ハード
とてもタフで長いレースでした。今回は週末を通してペースがなく、マシンがあちこちでスライドしてしまい、FP2からとても苦労していました。なぜ今週末、これほど困難だったのかを説明するものが、データでは何も見つからないので、何が問題なのかをこれから調べる必要があります。
今日は全力を尽くしましたし、この状況で僕自身のパフォーマンスについてこれ以上できることはあまりなかったと思います。全体的に僕たちにとって今年ここまでで一番厳しいレースウイークエンドでした。