2022年F1オーストリアGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは3位を獲得した。8番グリッドからスタート、ミック・シューマッハー(ハース)の後ろに下がるが、14周目にポジションを取り戻し、ミディアムタイヤで長いスティントを走ったことで、レース中盤には4番手に。28周目にハードタイヤに交換した後も4番手をキープ。51周目にミディアムタイヤに履き替え、ポジションを落とさずにコースに復帰。カルロス・サインツ(フェラーリ)がトラブルでリタイアしたことで3番手に繰り上がり、3戦連続、今季4回目の表彰台を獲得した。
なお、レース後に、トップ3のドライバー(シャルル・ルクレール、マックス・フェルスタッペン、ハミルトン)のフィジオ/アシスタントが許可なくパルクフェルメに立ち入ったとして、それぞれに1万ユーロ(約140万円)の執行猶予付罰金が科されている。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
決勝=3位
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
まず最初に、(金曜予選でクラッシュした後に)マシンを作り直すために懸命に作業に取り組んでくれたチームメンバーの皆に心からお礼を言いたい。こういうこと(クラッシュ)を僕はめったにしないんだけど、土曜朝までに新しいマシンを用意してもらう必要があった。皆のハードワークにただただ感謝している。
昨日のスプリントはきつかったけれど、今日はそれに比べると良かったよ。いくぶん単独走行のような状態だったが、レース中に何度かそれなりのペースを発揮できた。
チームにとって大変な週末だった。だから今日3位と4位という結果を出せたことに感謝している。大量にポイントを稼ぐことができたし、マシンも良くなってきている。これからも上位に戻るために努力を続けていこう。
(『Sky Sports』に語り)チームとして素晴らしい挽回を果たすことができた。チームは僕の新しいマシンを作るために必死に働いてくれた。新しいマシンを作り直さなければならないことは、あらゆる面に影響を及ぼす。予算への影響もあるし、大勢のスタッフが、新パーツ製造のために働かなければならない。だからもちろんがっかりしていた。でも表彰台を獲得し、たくさんのポイントを稼ぐことができた。これは僕からのちょっとしたお礼のしるしだ。
(ウイナーのルクレールから41秒217後れのフィニッシュだったことについて聞かれ)これからも地道に努力し続け、少しずつ差を縮めていくしかない。ゆっくりとトップに近づいている。だけど彼らはものすごく速いね。