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太宰忌や雨降れば湧く旅ごころ 志木市 谷村康志 <評>ふつうは天候の良い時期に旅をしたくなるものだが、屈折した思いを季語が語っている。太宰の愛読者には機微がわかる。 サングラス外し陽明門潜(くぐ)る 柏市 斎藤天水 <評>照りつける太陽のもと、裸眼で陽明門を眺めたい気持ちが伝わる。一層…