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認知症ケアには、「その人の立場に立った対応」が症状の軽減に有効という考え方があります。認知症中期から始まる徘徊や妄想、暴力や暴言といった「BPSD(周辺症状)」は、介護者にとって大きな負担となりやすく、ケアも消極的になりがちです。しかし、中期は特に「患者とどう関わるか」によって症状が悪化したり改善したりしやすい時期でもあります。適切なケアを行うにはどうすれば良いのでしょうか? 今回は、認知症の人のためのケアマネジメントとして広まりつつある「センター方式」について見ていきましょう。