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<p>日本株反落へ、物価高や感染拡大で消費懸念-電機に売り、円安は支え</p><p>日本株反落へ、物価高や感染拡大で消費懸念-電機に売り、円安は支え</p><p>東京株式相場は4営業日ぶりに反落する見込み。高インフレに加え、中国や日本で新型コロナウイルス感染が拡大し消費が低迷する懸念が強まる。米国市場では大型ハイテク株や消費関連銘柄から資金が流出し、日本でも電機株などに売りが出そうだ。半面、外国為替相場は円安が進み、自動車などの輸出関連に買いが入れば相場の下支えになる。</p><p>米シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物(円建て)の清算値は2万6585円と、大阪取引所の通常取引終値(2万6650円)に比べ65円安 米国株は下落-米10年債利回りは2.99%と9ベーシスポイント低下 市場関係者の見方 野村アセットマネジメントの石黒英之シニア・ストラテジスト 経済失速懸念が企業業績への不安につながっており、世界の景気敏感株的な側面がある日本株に売り圧力が増す可能性がある。6月のOECD景気先行指数が低下し、景気後退懸念は強まっている 国際商品相場が安く、資源や素材株に売りが出るだろう。米ナスダック総合指数の下げが大きく、日本のハイテク株も買い控える動きになりやすい 一方、景気の悪化に強いディフェンシブ株は物色される可能性がある。円安が進行していることは車など輸出株の下支え要因になるだろう 背景</p>