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<p>リヴァプールのチーム再編の勝ち組はジョタ。マネ退団とヌニェス加入で得するワケ | Goal.com</p><p>🔴 トリオ解体で脚光を浴びるのは… 今夏に #マネ が去り、#ヌニェス を迎え入れた #リヴァプール。 5シーズンで338ゴールを記録した有名な3トップは見られなくなったが、#ジョタ にとってはついに大きなチャンスが巡ってきたのかもしれない――</p><p>アンフィールドからサディオ・マネが去り、ダルウィン・ヌニェスが加入した。だが、最大の勝ち組となるのはポルトガル代表のジョタである。</p><p>確かに見通しが明るいとは言えない。だが、すでに手は打たれている。マネを失ったことは間違いないが、そのせいでリヴァプールが完全にお手上げになったというわけではない。 アタッカーのオプションとしてすでに何人かの選手が用意されている。1月には迅速な動きでポルトからルイス・ディアスを獲得したし、将来有望な10代のファビオ・カルバーリョの加入も発表された。 クラブ史上最高額の8,500万ポンド(約140億円)でベンフィカから加入したヌニェスも、リヴァプールでのプレシーズンを開始させている。 ディアスとヌニェスは、とりわけ、「マネの代わり」と目される選手たちであるが、セネガル代表のスターが去り、そのためにクロップ監督が攻撃陣の入れ替えを図ることによって最高に得をするのは、レッズのもう一人のストライカー、ディオゴ・ジョタであろう。 クリケット用語を借りて言うならば、ディオゴ・ジョタは、昨シーズンを「ちょっとニック(バットにボールがかすること)しないで」終えた。直近の出場13試合で得点なし、FAカップやチャンピオンズリーグの決勝でも蚊帳の外だった。 Getty Images それでも、ジョタは全公式戦で21得点を挙げ、フィルミーノよりも10点多く、マネよりも2点しか少なくなかった。アウェーのマンチェスター・ユナイテッド、エヴァートン、トッテナム、アーセナル(2点)、マンチェスター・シティを相手に得点し、勝負を決するPK戦で3度も成功させているし、リヴァプールの先制点を決めたことは14回にものぼる。 昨季同様、多才な才能をもち、態度がよく、得点感覚が優れているジョタには今季も期待できる。ポスト・マネ時代にアンフィールドで大いなる役割を担うことができるだろう。特に新シーズンのリヴァプールは、4-2-3-1または4-4-2のシステムを多く試すことになりそうなのだから。 ■ヌニェスとのコンビネーションに期待 Getty 実際、並びを変えるための準備は揃っている。クロップ監督には、サラー、ディアス、ジョタ、ヌニェス、カルバーリョといった、5人のきらびやかな選択肢があり、全員がどちらのサイドでも、あるいは中央でも自由自在にプレーできる。フィルミーノを確実に先発で使う時代は終わったかもしれないが、この献身的で賢明なブラジル代表は、お別れのシーズンに近づいているとしても、背番号9もしくは背番号10として、重要資産以上の価値がある。 リヴァプールにおけるジョタの最高の仕事は、フィルミーノの代わりにセンターフォワードとしてプレーすることであったが、ウルヴスでは、ラウール・ヒメネスの横で第2ストライカーとして素晴らしいプレーをする姿が度々見られていた。レッズでは、天性の才能で左サイドを駆けあがり、ペナルティーエリアへ突進していくヌニェスと、最高のコンビネーションを見せてくれるに違いない。 だが、リヴァプールが急激にプレースタイルを変えると考えるべきではない。 リヴァプールは通常、ボールを支配しつつ、エリアをワイドに使う。サイドバックのトレント・アレクサンダー=アーノルドとアンディー・ロバートソンが鍵を握る選手であることは変わらず、ディフェンスラインを高くキープしながら、ヴィルヒル・ファン・ダイクが司令塔となって、相手のサイドでゲームをコンパクトにコントロールすることができる。 とは言え、リヴァプールには柔軟性もあり、メンバーの選出に関しては、おそらく少し予想しがたいものとなるだろう。サラーがほとんどの試合で先発するのは当然のこととしても、クロップ監督はどのポジションにおいても混ぜ合わせて最適な選手を選ぶことができる。フォーメーションを変えたり、対戦相手や日程に合わせて選手を起用したり、これまでの数年間よりもはるかに多くの試合で、そうしたことができるはずだ。 昨シーズンの様子を見ると、21人の選手が全公式戦で20以上の試合に出場している。リヴァプールはひそかに、必要に応じてあらゆることに貢献できる選手たちを育ててきているのだ。たとえマネがいなくなっても、またはマネよりは劣るがチームの核となる南野拓実やディヴォック・オリギが欠けても、大きなダメージにはならないはずだ。 当然のことながら、その評判や移籍金の額を考えれば、あらゆる目がヌニェスに注がれることになるだろう。ヌニェスが加入してきても、ディアスがこれまで見せて来た輝かしいプレーを続けられるかどうかも注目点のひとつだ。アタッカー兼背番号10のオプションとして評価の高いカルバーリョが加入するため、フィルミーノがレッズでのキャリアを終わらせることを決意する日も近いだろう。 ジョタにとって、リヴァプールで全力を発揮することがどれほど重要か、本人はよくわかっていることだろう。ジョタのことを、リヴァプールのアシスタント・マネージャー、ペピン・リンダースは「プレスの怪物」と言い、クロップ監督は「ワールドクラスのフィニッシャー」と評価している。 昨シーズンのジョタは影が薄かった。だが、すぐにまた明るく輝く星となることが期待されている。マネが去り、ヌニェスがやってきたことは、ジョタにとってプラス材料となるはずだ。</p>