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<p>【国難日本】㊥安倍派、「集団指導」人事が関門</p><p>大黒柱失った最大派閥、安倍派 会長選びが関門 高い政治力と求心力で大所帯を率いた大黒柱を失い、他派による引き抜きや分裂の懸念もある。幹部は結束の維持に心を砕いているが、首相の岸田が8月下旬にも行う人事が最初の関門となりそうだ</p><p>自民党の元首相、安倍晋三の葬儀が12日、東京都内で営まれた。党内最大派閥の安倍派(清和政策研究会、93人)最高顧問で元衆院副議長の衛藤征士郎は、「巨星堕(お)…</p><p>自民党の元首相、安倍晋三の葬儀が12日、東京都内で営まれた。党内最大派閥の安倍派(清和政策研究会、93人)最高顧問で元衆院副議長の衛藤征士郎は、「巨星堕(お)つ。一致結束して安倍氏の御霊(みたま)に結集し、岸田文雄政権を支える思いを強くした」と記者団に決意を語った。 党内では安倍派の後継会長など先行きに関心が集まっている。高い政治力と求心力で大所帯を率いた大黒柱を失い、他派による引き抜きや分裂の懸念もある。幹部は結束の維持に心を砕いているが、首相の岸田が8月下旬にも行う人事が最初の関門となりそうだ。 同派幹部の間では、「結束」が合言葉となっている。防衛費の国内総生産(GDP)比2%超の確保をはじめとする防衛力強化や経済政策「アベノミクス」、憲法改正といった安倍が掲げた政策を実現するためには、最大派閥の数の力を発揮する必要があるためだ。 特集・連載:</p>