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都心の書店、文芸コーナーに心の友と呼ぶMさんがいる。歳は三十近く下だが、「純文学にしか興味がありません。ミステリーとか一行も読んだことない」と豪語し、話の合う人が滅多にいないという彼女。先を生きる私もしかり。「世間様からはアウェーだよね、基本生きづらいよね」を暗黙で分け持ちつつ、…