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<p>中国が発展途上国向けに提案している「IPv6+」について「IPv6とは似て非なるものなので要注意」と専門家が警告</p><p>中国が発展途上国向けに提案している「IPv6+」について「IPv6とは似て非なるものなので要注意」と専門家が警告</p><p>インターネット上の住所のような存在であるIPアドレスはIPv4アドレスの枯渇問題が叫ばれており、IPv6への移行が世界中で進んでいます。そんな中、中国がIPv6の拡張バージョンとして「IPv6+」の導入を発展途上国に推進していることが報じられました。IPv6とIPv6+は名前はソックリですが実情はまったく異なるプロトコルであるとして専門家が警鐘を鳴らしています。</p><p>の定例会議で採択された決議の修正としてIPv6+の導入を求めました。海外メディアのEURACTIVが入手した文書によると、中国政府はIPv6+について「ネットワーク全体での効率的な情報の割り当て」「他のテクノロジーとの統合によってネットワークリソースの編成を可能にする」「革新的なソリューションの統合」といった点を挙げているとのこと。 デジタルにおける人権に関する非営利団体「 」の責任者であるMehwish Ansari氏は「中国がIPv6+の導入を途上国に提案することは、先進国との格差の拡大を懸念する途上国のニーズに合致するため賢い戦略と言えます。途上国がIPv6+を受け入れれば、Huaweiは途上国の数多くのインフラ整備プロジェクトに関与できるようになります」とIPv6+の拡大がHuaweiに大きな利益をもたらす可能性に言及しています。 また、非営利団体「 」の技術責任者を務めるMallory Knodel氏はIPv6+がHuaweiによって開発されたプロトコルであることに着目して「IPv6+はIPv6のような国際的な技術標準ではなく、企業によって開発されたものです。中国による宣伝は誤解を招く『マーケティング言語』です」と述べ、中国がIPv6+を技術標準のようにアピールしていることに苦言を呈しています。 この記事のタイトルとURLをコピーする</p>