<p>中国が台湾海峡巡り米をけん制、国際水域でないと再三主張-関係者</p><p>中国が台湾海峡巡り米をけん制、国際水域でないと再三主張-関係者</p><p>中国軍当局者はここ数カ月、米当局者との会合で台湾海峡は国際水域ではないと繰り返し主張しており、バイデン政権内で懸念が生じていると事情に詳しい関係者1人が明らかにした。</p><p>米国は国際法が許す限り飛行や航行、活動を継続すると国防総省 台湾切り離そうとすれば戦い辞さない-中国国防相が週末会議で表明 The U.S. Navy's Arleigh Burke-class guided-missile destroyer conducts a routine Taiwan Strait transit in April, 2022. Source: U.S. Pacific Command/AP Photo 1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら 。 中国軍当局者はここ数カ月、米当局者との会合で 台湾海峡 は国際水域ではないと繰り返し主張しており、バイデン政権内で懸念が生じていると事情に詳しい関係者1人が明らかにした。 この関係者によると、さまざまなレベルの中国当局者から米政府に複数回にわたってそうした見解が伝えられたという。 中国は長年にわたり台湾海峡は排他的経済水域(EEZ)の一部だと 主張 しており、これら水域での外国軍艦の活動は制限されるとの認識を示している。一方、米国は通常の国際水域だとして軍艦を通過させているほか、南シナ海で航行の自由作戦を実施し、係争水域を巡る中国の領有権主張をけん制している。 中国は台湾海峡における米軍の動きに定期的に 抗議 しているが、これまで水域の法的地位が米当局者との会合で通常の議題に上ることはなかった。 中国の魏鳳和国防相 Photographer:Roslan Rahman/AFP/Getty Images 米国防総省の報道官を務めるマーティン・マイナーズ中佐は電子メールで、「米国は国際法が許す限り飛行や航行、活動を継続する。台湾海峡の通過もその中に含まれる」と説明。中国外務省に通常の業務時間外にコメントを求めたが、すぐには返答がなかった。 オースティン米国防長官は11日、シンガポールで開催されたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で演説し、中国が台湾について一方的に現状変更しようとしていると警告。「台湾の近くで挑発的かつ不安定な軍事活動の着実な増加がみられる。ここ数カ月、毎日のように記録的な数の中国軍機が台湾付近を飛行している」と指摘した。 中国の魏鳳和国防相は12日、「誰かが中国から台湾を分離させようとすれば、われわれは戦いを辞さない」と述べた。 関連ニュース:</p>